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GoTo疑惑の核心へ 証言「キーマンは平林社長」社長を直撃取材【調査報道23時】
HISの子会社2社などが関わったGoToトラベルの不正利用疑惑で、重要証言です。不正についてすべてを知るという男性が、キーマンは「HISの元社長だ」と証言。私たちはその人物を直撃しました。
「GoToトラベルの不正について、全て話す」。そんな男性が現れた。都内にあるA社の幹部、X氏。意図せず不正に関わってしまった、そのわけは、話を持ちかけてきた人物にあるという。
不正に関わったA社の幹部X氏
「お話を頂いたのは元HIS社長の平林様からありました」
平林氏とは、HISの元社長、平林朗氏。今回、疑惑がもたれているホテル運営会社JHATの現社長で、旅行業界では誰もが知る人物だ。
私たちの取材でJHATと、「ジャパンホリデートラベル」などHISの子会社2社は、本当は客が泊まっていないのに、GoToトラベルを申請し、国から給付金を不正に受けた疑いがあることが分かっている。
X氏は、“そのキーマンは平林氏だったのではないか”と証言する。
不正に関わったA社の幹部X氏
「そもそも話を頂いたのがHISの元社長の平林社長でしたので、全く不正に関与するということは疑ってもいなかったですね。浅はかだったと言えば浅はか。大変後悔をしております」
X氏によると、A社は、平林氏の提案を受けて、社員ら200人の名前を集め“あるプラン”を契約した。
料金は1人1泊4万円。GoToトラベルを使い200人全員が、平林氏の会社が運営するホテルに69連泊して研修を受けるというプランだ。計算上、費用の総額は5億5000万円を超える。しかしー。
不正に関わったA社の幹部X氏
「(Q.宿泊代は一泊いくらと聞いていた)宿泊代が一泊いくらかは全く聞いておりませんでした。払っていないです。(Q.一銭も)一銭も」
A社は、一切料金を支払っていないというのだ。
なぜなのか。X氏がそのカラクリを明かしてくれた。
GoToトラベルでは仕組み上、旅行代金の35%が給付金として国から旅行会社とホテルに入る。今回の場合、A社が自己負担分を支払わないままホテルとHISの子会社の旅行会社には、およそ1億9000万円が入った計算だ。そしてA社には、数千万円分のクーポン券が渡る。旅行会社、ホテル、A社、全員が濡れ手で粟の構図だ。
X氏は、平林氏とA社の社長らのLINEのやり取りを見せてくれた。このプランが平林氏主導で行われたことがうかがえると言う。
HIS元社長・平林朗JHAT社長からのLINE
「1人40000円設定」
「40000×200人×100日は8億円になります(苦笑)」
「ジャパンホリデーを間に入れますので宜しくお願いします」
HISの子会社「ジャパンホリデートラベル」を参加させたのも、平林氏だったと読みとれる。さらに、平林氏は、LINEのメッセージに、重要な一文を残していた。
HIS元社長・平林朗JHAT社長からのLINE
「明日チェックインはするが実際宿泊はしない場合」
「宿泊しない場合もあること」を前提にした書き込みだ。
不正に関わったA社の幹部X氏
「(平林氏から)必要に応じて宿泊してもいいし宿泊しなくてもいいという風に聞いておりました」
実際A社では、取引先の外国人家族3人を泊めた以外は、ほとんど宿泊しなかったという。プランにあった“研修”を受けた人は一人もいなかった。
X氏によると、私たちの報道で今回の疑惑が明るみに出た直後、A社には、平林氏の知人から、“口裏合わせの依頼”ともとれる電話がかかってきたという。その時の音声が残っていた。
平林氏の知人からの電話
「ホテルから『泊まっても泊まらなくてもいい』と言われたという方針になっていなければいいなと。泊まっても泊まらなくてもいいからというような、つまり・・・名簿だけよこせみたいな話を会社とはしていなかったということを統一しておかないと」
ほとんど実態の無い宿泊プランを作り、GoToトラベルの給付金を不正に受けたのでは無いか。私たちはおととい、平林氏がGoToトラベル事務局に説明に来るという情報を掴んだ。どこまで不正の認識があったのか。平林氏に直撃した。
記者
「Q.今回の件、平林さんご自身の責任をどのように感じてらっしゃるか、お話を聞きたいと思いまして」
HIS元社長・平林朗JHAT社長
「色々と感じるところはありますけれども、取材の方は本社を通してやって頂いて」
記者
「Q.私たちもお願いしておりましたが、お答え頂けないのでこのように来ております。取材をしますと、平林さんから直接泊まらなくてもいいと誘いを受けたという証言があるんですけども、その点いかがですか」
HIS元社長・平林朗JHAT社長
「そのような事実はないです」
記者
「Q.いや、でも、平林さん、これご覧下さい。ご自身のLINEですけど、見て下さい。チェックインはするけど、宿泊しない場合と。これだと、宿泊利用を前提としているというJHATの説明と矛盾するのではないですか」
HIS元社長・平林朗JHAT社長
「いや、宿泊利用を前提としております」
記者
「Q.それだったらなぜ宿泊しない場合の案内をされているのか? 宿泊利用を前提とするのであれば、こういう案内はしないじゃないですか」
HIS元社長・平林朗JHAT社長
「いや、基本連泊ですので、宿泊されない場合も・・・」
「宿泊利用を前提としている」
これまでの主張を繰り返した。観光庁とGoTo事務局は不正の実態解明を進めている。(23日23:56)