「送迎会クラスター」の実態・・・“増加傾向”新型コロナ(2022年4月4日)
東京の新たな新型コロナウイルス感染者は4384人で、20代以下の感染が半数を占めています。新年度を迎えて「第7波」の懸念が高まっています。
岸田総理大臣:「新規感染者の数は下げ止まっている。地域によっては人出が増加したことなどを受けて(感染者の)数が増えている」
感染の第7波は、始まっているのでしょうか。
救急往診などを行う民間医療サービス「ファストドクター」は先週、家庭内感染が起きた都内のお宅を訪問しました。
往診医:「39.3度ですね。結構つらいですよね」
発熱した男性は16歳の高校生。この日、抗原検査で「陽性」が判明し、家族で3人目の感染が確認されました。
この家では、今月から大学に入学する姉が最初に感染、その後に母親、男子高校生の順でうつったとみられます。単身赴任で別居している父親を除く、同居者全員が療養となる事態・・・。
医療スタッフ:「お嬢さんは感染経路として何が?」
母(44):「バイト先か・・・。春休みで、お姉ちゃんはバイトに行ったり友達と遊んだりしていた。受験の後だったから駄目とも言えなくて」
先週開かれた厚生労働省の専門家会合では、年度替わりによる卒業イベントなどで人との接触機会が増えたことが、感染拡大につながっていると指摘。
4月は花見のほか、歓迎会といった学校や会社の行事などが多いため、ファストドクターの医師は特に活動が活発な若い世代を注視する必要があるといいます。
ファストドクター代表・菊池亮医師:「若い人が(感染者が)増えています。10歳以下が25%と極めて多い。10~20歳の患者は同じように25%くらい。30代は20%くらい。若年から青年層が非常に多くを占めている」
また、専門家は感染が増えている要因として、オミクロン株の新たな変異ウイルス「BA.2」への置き換わりを挙げます。
従来株よりも感染力が高いとみられる一方で、ワクチンの追加接種が有効とされ、リスクが高い患者への接種の推進が重要だと言います。
都内に住むこちらの30代男性は、2回目の接種を去年秋に終えていました。
往診医:「(酸素濃度)98%あるので、酸素はしっかり取り込めています。肺炎とかはまずないでしょう」
新型コロナ「陽性」30代男性:「感染してから発熱や、のどの痛みはすぐになる?」
往診医:「3日くらいですかね」
「陽性」の30代男性:「送別会かな」
心当たりは、4日前に行われた職場の送別会。
東京都では、まん延防止等重点措置の解除後、引き続き、密の防止や少人数、短時間での飲食を呼び掛けています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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