もうすぐ新学期 子どもの感染は依然増加傾向
朝からあいにくの雨模様となったきょう、室内の遊び場では、元気に遊ぶ子どもたちの姿がありました。春休みになってから、親子連れが増えたといいます。
小学生
「春休み最後の日」
Q.何して遊んだ
「おうちごっこ」
小学生
「みんなで鬼ごっこしたりして楽しかった」
まん延防止措置の解除からおよそ2週間。きょう東京都で確認された新たな感染者は4384人と先週より減っているものの、10歳未満の子どもは依然として高い水準です。
東京だけではなく全国的に子どもの感染者は依然増加傾向にあります。こちらは感染者の年代別のグラフ。他の年代は、横ばい、減少している一方で、10代以下は伸び続けているのです。
4月に入り、まもなく新学期を迎えますが、子どもの感染者が増えることで、保育園の休園や学校が休校する可能性もあります。
保護者
「心配は心配ですね。仕事もしているので、感染すると仕事も休まなきゃいけなくなってしまいますし。一応(子どもが)ワクチン打ちましたけど(感染すると)つらい思いするのかなって考えると怖い」
保護者
「コロナのせいで子どもの行事が減っているので、かわいそうだというのが一番ありますね」
なぜ、子どもの感染が増え続けているのでしょうか。要因の1つとして考えられるのがワクチンです。3月から本格的に始まった5歳から11歳を対象にしたワクチン接種。2回打ち終えた子どもはおよそ0.4%にとどまっています。
専門家は、子ども同士は接触が多く、感染対策が取りにくいため、学校や保育園が始まると、さらに感染者が増加すると指摘します。
国際医療福祉大学 松本哲哉主任教授
「一番感染対策が取りづらい世代であることは間違いないんですよね。新学期ということで、結局また保育園なり幼稚園なりでまたお子さんたちが集まって、同じような状況が繰り返されれば、またしばらく感染が拡大していくんじゃないかと思います」
(04日17:38)
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