上海全市民にPCR検査 コロナ感染拡大続く 日本人の帰国にも影響 ロックダウンで移動できず

上海全市民にPCR検査 コロナ感染拡大続く 日本人の帰国にも影響 ロックダウンで移動できず

上海全市民にPCR検査 コロナ感染拡大続く 日本人の帰国にも影響 ロックダウンで移動できず

中国・上海で新型コロナの感染拡大がとまりません。事実上のロックダウンが続き、日本人の帰国にも影響が出ています。

きのう過去最多となる9006人の市中感染者が確認された上海。きょうは全市民2400万人以上を対象にPCR検査が行われました。感染拡大は止まらず、中国軍は医療部門を担当する2000人を派遣したということです。

そんな中、懸念されているのが帰国を予定していた日本人への影響です。これは、きのうの上海浦東国際空港の様子です。床で寝ている人の姿が見られます。

昨日帰国した男性(31)
「飛行機に乗れて帰れて、良かったなというところですね」

上海に駐在する31歳の男性は帰国のため、マンションの管理組合から外出許可を得たと言います。まずは、病院でPCR検査を受ける必要がありましたが、タクシーも地下鉄も営業しておらず、徒歩での移動は感染のリスクから認められませんでした。

そこで出た案が・・・

昨日帰国した男性(31)
「(マンションの)組合のほうから住民のリストを見せて頂いて、手あたり次第電話して状況説明して、病院へ送ってくれませんかと話しました」

その結果、ある中国人男性が引き受けてくれたといいます。そして空港へも送ってくれたそうです。

昨日帰国した男性(31)
「もしこれで(私の)陽性が判明したら、あなたも巻き込まれますよと話をして、その時にその方が『困っている人がいたら、私は助けます』というふうに言って、それ聞いてその場で自分は泣いてしまいました」

市民生活に様々な影響がでている上海のロックダウン。ゼロコロナを掲げる限り封鎖の解除はまだ先になりそうです。
(04日17:13)

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