ロシア軍撤退後も凄惨な状況 米CNN「5月に勝利宣言か」
ウクライナ政府は首都を含んだキーウ州がロシアから解放されたと発表しましたが、ロシア軍撤退後の戦闘の被害も明らかになってきています。
ロシア国防省は3日、ウクライナ南部オデーサ近郊の石油製油所と3つの燃料貯蔵庫をミサイルで破壊したと発表したほか、東部ハルキウ州のウクライナ軍施設を攻撃するなどロシア軍は南部や東部への攻撃を続けています。
地元の人
「ろくでなし・・・後ろに戦車があったのです」
一方、ウクライナの国防次官は「キーウ州全域が侵略者から解放された」と発表しましたが、ロシア軍が撤退後のキーウ近郊の街には破壊された戦車や市民の遺体が残されるなど、凄惨な状況が広がっています。
またウクライナの副首相は、キーウやハルキウなど6つの州の11の村の首長がロシア軍に拘束されていると明かしたほか、キーウ州・モティジン村の村長が遺体で見つかったとしています。
こうした中、アメリカのCNNテレビは政府当局者の話として、ロシアが5月上旬までのウクライナ東部制圧を目指していると伝えました。
プーチン大統領は第二次世界大戦の対ドイツ戦勝記念日に当たる5月9日に、「勝利宣言」を行いたい意向だということです。
(04日00:19)
コメントを書く