花見やイベントで涌くなか・・・“第7波”への警鐘も(2022年4月2日)

花見やイベントで涌くなか・・・“第7波”への警鐘も(2022年4月2日)

花見やイベントで涌くなか・・・“第7波”への警鐘も(2022年4月2日)

 新型コロナウイルスの感染者です。東京都では2日新たに確認されたのは7395人でした。重症者は1日から2人増えて32人、4人の死亡が報告されています。

 感染者の数を改めて見てみますと、26日の土曜日と比べると45人減りましたが、まん延防止等重点措置が解除となった先月22日以降でみますと、この1週間は木曜日と2日を除いて前の週よりも増加したということになります。

 こうした現状に都内保健所の幹部は「第7波は始まっている」と警鐘を鳴らしています。

 直近7日間の平均の感染者数も7622人と増加に転じていて、感染が再拡大する恐れがあります。

 こうしたなか、桜が満開となった都内では今、改めてコロナとどう付き合っていくのかが問われています。

 新型コロナの感染者が増加傾向に転じた東京。リバウンドが懸念されるなか、お花見シーズンの最盛期を迎え、ご覧の人出・・・。

 花見に訪れた人:「思っていたよりもすごくきれいで、人もたくさんいてにぎわい戻ってうれしいです」「きょうどうしようかと思った。すごく混んでいると聞いたので」

 目黒川沿いでのお花見は自粛を要請されていますが、そうは言っても・・・という感じです。

 出店「タコスマイル」・坂東洋介さん:「去年も人はいましたけど、やっぱり今年の方が多いですね。マナーをわきまえているお客さんが多くいらっしゃるので騒いでいる方もいませんし、良い意味で慣れてきているのかなと」

 医療現場の最前線でコロナ治療にあたる医師は現在の「空気感」についてこう話しています。

 新宿ヒロクリニック・英裕雄院長:「ウィズコロナの時代になりつつあるのかと実感を持っている。感染の拡大を防ぐのも大事ですが、感染した人に適切な医療が常に施せる。そういう体制が確保されていることが何より大切だと思います」

 徐々にコロナ前に戻りつつある日常の風景。全国的に晴れとなるなか、世界遺産の姫路城では3年ぶりに「観桜会」を開催。

 各地でイベントが開かれました。

 プロ野球・楽天イーグルスの本拠地、楽天生命パーク宮城にも多くの人たちが訪れましたが・・・。

 楽天は選手やコーチらに新型コロナの陽性者が相次いでいることを受け、2日と3日予定されていたソフトバンク戦を中止すると発表しました。

 楽天球団は「改めて感染拡大防止対策を徹底する」としています。

 新宿ヒロクリニック・英裕雄院長:「ちゃんと適切な防御をしながら社会生活を維持しながら、なおかつ罹患(りかん)した場合に適切な対応をしていくということが望まれるフェーズになっているかなと思っています」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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