「ロシア軍が東部に向かっている」ゼレンスキー大統領
ゼレンスキー大統領は1日、首都キーウなど北部にいたロシア軍が東部に向かっていると警戒感を示しました。
これは、アメリカの民間企業が先月31日に撮影したウクライナの首都キーウ近郊にある、ロシア軍が占拠していた空港の衛星写真です。
先月21日の同じ場所を撮影した写真と比べてみると、軍の車両などがなくなっていることが確認できます。
ウクライナ ゼレンスキー大統領
「国の北部では占領者(ロシア軍)は後退し続けています。ゆっくりと、しかしはっきりと」
ロシアとの停戦交渉が続く中、ゼレンスキー大統領は1日、北部のロシア軍が後退しているとの認識を示しました。
ただ、「爆撃が続く可能性があるほか、残された家や遺体などに地雷などの罠が仕掛けられている危険もある」と引き続きの警戒を呼びかけています。
またゼレンスキー氏はキーウを訪問したヨーロッパ議会のメツォラ議長と会談。「海外からのパートナーの訪問は、重要なステップです」と要人の訪問に謝意を示しました。
ウクライナ ゼレンスキー大統領
「東部では、状況は非常に困難なままです。ロシア軍はドンバスとハルキウに向かって移動し、さらなる攻撃を準備しています」
一方で、ロシア軍は激しい攻撃が続く東部地区に移動しているとし、「我々はこれまで以上に積極的な防衛を準備している」と警戒感を高めています。
(02日11:26)
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