拘束された14歳少年「幻覚を見て発砲した」バンコク『サイアム・パラゴン』で銃撃事件(2023年10月3日)

拘束された14歳少年「幻覚を見て発砲した」バンコク『サイアム・パラゴン』で銃撃事件(2023年10月3日)

拘束された14歳少年「幻覚を見て発砲した」バンコク『サイアム・パラゴン』で銃撃事件(2023年10月3日)

3日、タイの首都バンコク中心部にある大型商業施設『サイアム・パラゴン』で、銃撃事件が起きました。

2006年にオープンした、この施設は、高級ブティックや、世界各国の料理が揃ったフードコートを構えるなど、日本人観光客などにも人気のスポットです。平日の3日も、観光客など多くの人が集まっていました。

目撃した観光客:「何も分からないまま、みんな走っていました。走っているうちに、銃声が何発か聞こえました。(Q.多くの銃声を聞いたか)6~7発です」

現地の救急隊によりますと、中国人女性(34)が死亡。男性1人、女性5人がけがをしたということです。今のところ、日本人の被害は確認されていません。

警察は、容疑者として、14歳の少年の身柄を現場のモール内で確保し、動機を調べています。

◆バンコクから最新情報

バンコク支局の藤富空記者に聞きます。

(Q.今の様子はどうなっていますか)

今、新しい情報が入ってきました。現地警察は、死亡者数が2人になったと発表しました。中国人女性を含む2人が亡くなったということです。

現場の前には今も救急車両が止まっているなど、物々しい雰囲気になっています。

ここはバンコクの中心部、若者の街として知られる、サイアムというエリアにあります。地元の人はもちろん、日本人観光客も多く訪れるなど、平日もにぎわう場所です。

地元の人は「考えられない」「よく行く施設なので、非常にびっくりしている」と話していました。

(Q.タイで銃の規制は、どのように行われていますか)

タイでは、ちゃんとした手続きを経れば、お店などで銃を買うことが可能です。たびたび、銃を使った事件が起きています。ただ、未成年は買うことができません。そのため、未成年による銃撃事件に、地元の人も驚いています。

少年は拘束された際、肩を震わせながら「あっちを見ろ」「あっちにいるぞ」と意味不明な話をしていて、警察がなだめる場面もあったといいます。

現地メディアによりますと、少年は「襲われる幻覚を見て発砲した」とも話していて、警察は慎重に動機などを調べています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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