警察庁で「サイバー警察局」「サイバー特別捜査隊」の発足式 重大サイバー事案への対処強化
深刻化するサイバー犯罪への対処を強化するため、警察庁に「サイバー警察局」と「サイバー特別捜査隊」がきょうから新設され、発足式が行われました。
中村格 警察庁長官
「サイバー事案に国境はありません。日本警察として、外国捜査機関等としっかりと手を携え、国境を越えて敢行されるサイバー事案について適切に対処することとされたいのであります」
きょう午後、二之湯国家公安委員長や中村警察庁長官らが出席し、警察庁にきょうから新設された「サイバー警察局」と「サイバー特別捜査隊」の発足式が行われました。いずれも年々深刻化するサイバー犯罪への対処を強化するための組織で、「サイバー警察局」はこれまで複数の部局にまたがっていたサイバー部門を統合し、およそ240人体制で、捜査指導や解析、情報集約などを担います。
また、およそ200人体制からなる「サイバー特別捜査隊」は警察庁初の捜査機関として、都道府県警察や国外の捜査機関と連携し、政府やインフラへの攻撃、海外からのサイバー攻撃集団による攻撃など重大サイバー事案に対処します。
サイバー犯罪をめぐっては去年1年間の摘発件数が過去最多の1万2275件にのぼり、初めて1万件を超えています。
(01日17:24)
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