“第7波”感染再拡大に・・・懸念される割合増加「20代」「飲食店」(2022年4月1日)

“第7波”感染再拡大に・・・懸念される割合増加「20代」「飲食店」(2022年4月1日)

“第7波”感染再拡大に・・・懸念される割合増加「20代」「飲食店」(2022年4月1日)

 新型コロナの感染者が高止まりするなか、この時期特有の歓送迎会を通じた感染に懸念が出ています。

■「第7波は始まっている」

 桜満開、春うららかな関東地方。春の到来とともに、新型コロナ「感染再拡大の懸念」が出始めています。

 国立感染症研究所所長 アドバイザリー・ボード 脇田隆字座長:「リバウンドの兆候が見え始めている、可能性はある。東京・大阪でも、検査件数が減ってきているにもかかわらず、検査陽性率が上がってきている」

 東京で先月31日に、新たに確認された新規感染者は、8226人でした。

 5日ぶりに前の週の同じ曜日を下回っていますが、都内保健所の幹部は、「第7波は始まっている。3回目のワクチン接種が進まなければ、感染者が増える可能性がある」と話します。

 また、先月31日、東京都は「感染の再拡大の危険性が高い」と言及。その理由として、「オミクロン株『BA.2』系統への置き換わり」に加え、「年度末前後のイベントによる接触機会の増加」を挙げています。

■送別会で・・・マスク外し歓声

 年度末前後のイベントというと、卒業式や花見もありますが、東京・渋谷の路上でも、宴会が始まっています。屋根のある所に座り込んで、酒を並べています。

 送別会を行っているグループには、10人ほどが集まっています。20代とみられるグループが集まり、記念撮影を行っています。

 別のグループも、送別会でしょうか。20代とみられるグループが15人ほど集まっています。酔っぱらっているからか、マスクを外してしまっている女性の姿や、座り込んでいる女性がいます。

 「(Q.きょうはどうでした?)久しぶりに、皆で会おうみたいな。最高だった。楽しかった。学生生活、もっと楽しみたかったなって思います」「(Q.周りで飲みに行っているって印象は?)新しい1年生入ってくるから、『新歓しよう』『飲みに行こう』みたいな感じがある」

■20代感染増加「流行の初期か」

 東京の直近7日間の平均感染者数は、7530人。年代別感染者では、20代が1756人と最も多くなっています。

 アドバイザリー・ボードの脇田座長は、「『20代の感染拡大』が流行再拡大の“初期の兆候”を示している」と指摘しました。

 国立感染症研究所所長 アドバイザリー・ボード 脇田隆字座長:「『20代の割合の増加』というのが、いつも流行の拡大初期にみられる。そこにつながっていくか、注意してみる必要があるということです」「『飲食店の割合が増える傾向』にあります。流行の初期に『飲食店での感染の割合』が増える傾向にあります」

■春休みに送別会・・・“再拡大”か

 懸念されるのは「感染者の20代の割合増加」。そして、「飲食店での感染増加」です。

 20代社会人:「年度末なんで、仕事頑張ったんで、ちょっと飲みに」「(Q.感染者数が増えてるのは?)あんま気にしてないっす」「(Q.20代がきっかけで感染拡大することは?)20代は重症化してないんで、問題ないかなって。20代から、年配の人にうつることに関しては、年配の人が気を付けるべきだなって思います。重症化する人たちが、気を付ければいいんじゃないかなと」

 自分が感染するリスクに備え、3回目の接種は済ませているという2人。感染拡大防止の切り札となるブースター接種。高齢者では進んでいますが、若い世代ではまだ低い状況です。

 国立感染症研究所所長 アドバイザリー・ボード 脇田隆字座長:「これから新年度を迎える。春休み、花見、入学式。これまでも、このような機会をきっかけに、感染拡大。今後のリバウンドを防ぐためにも、感染対策の徹底をお願いしたい」

(「グッド!モーニング」2022年4月1日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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