感染者数が“高止まり”の中・・・ ワクチン“4回目”に自治体は困惑
新型コロナの感染者数が再び増加傾向にある中、4回目のワクチン接種にむけた準備が始まっています。しかし、まだ3回目の接種が終わっていない人も多い中、政府から準備を進めるよう要請された自治体からは困惑する声もあがっています。
きのう官邸を訪れた小池知事。岸田総理と面会後、記者団にあかしたのは・・・
小池百合子都知事
「『4回目の対応については考えておいて下さい』という(首相の)お言葉でありました」
「4回目」とは、新型コロナワクチンの4回目の接種のことです。総理から4回目の接種にむけ、接種会場の確保など準備を始めるよう要請があったことを明らかにしました。
4回目の接種準備を急ぎたい政府。その背景にあるのは、感染者数が早くも増加傾向に転じていることへの危機感です。きょう新たに発表された東京の感染者数は8226人。直近7日間平均でみた新規感染者数はおよそ7529人で、1週間前の1.18倍と増加傾向です。
感染力の強いオミクロン株の別系統「BA.2」への置き換わりが進んでいて、専門家からは急激な感染再拡大につながりかねないとの懸念もあがっているのです。こうした中、世田谷区では・・・
世田谷保健所 住民接種担当部 久末佳枝部長
「国から通知が来たのは、3月25日で4回目(接種)をやりますよと。これが4回目接種にあたって厚労省から示されている見本です」
厚労省が全国の自治体に、5月下旬頃をめどに接種券の発送準備などを進めるよう通知を出したことを受け、早くも準備にとりかかっていました。しかし・・・
世田谷保健所 住民接種担当部 久末佳枝部長
「3回目からの接種間隔を一番早く決めてほしい。(接種券を)送らなきゃいけない人数が変わるし、用意する会場や医療従事者の数も変わる。正式な通知がないので、早いうちに情報が欲しい」
実は、4回目接種をいつから行うのか、まだ正式には決まっていません。こうした状況のなかでの要請に対し、各自治体からは困惑の声もあがっています。
私たちの取材に対し、▼神奈川県の担当者は「対象者や接種間隔などを早く具体的に示してほしい」と述べたほか、▼埼玉県では、「来週の早い段階で市町村への説明会を予定している」として、スケジュールを早く示すよう求めています。
世田谷保健所 住民接種担当部 久末佳枝部長
「今すぐ何かを進めろと言われても、まだどこの自治体も進められないのではと思う」
国内の3回目のワクチン接種率は依然、4割ほどです。政府には4回目接種のスケジュールに加え、国民に対して安全性や有効性についても、しっかりと説明することが求められています。
(31日17:04)
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