食料配達遅れに「イライラ」食事を投げる人まで・・・ロックダウン上海 市民生活“混乱”(2022年3月31日)

食料配達遅れに「イライラ」食事を投げる人まで・・・ロックダウン上海 市民生活“混乱”(2022年3月31日)

食料配達遅れに「イライラ」食事を投げる人まで・・・ロックダウン上海 市民生活“混乱”(2022年3月31日)

 感染が急拡大し、大規模なロックダウンが行われている中国・上海で市民生活に大きな混乱が生じています。

 2年前の4月。世界が「ウイルス」の恐ろしさに気付き始めたころ。上海にはすでに大勢の観光客が戻っていました。それが今、逆の状態に。

 新型コロナの感染が膨らむ中国。特に上海は、今月中旬は100人前後でしたが、ここにきて6000人に迫っています。

 28日には一部でロックダウンが始まり、混乱が。

 字幕には「イライラする」などの文字が・・・。隔離された工場の従業員が、食料の配給が遅れたことに腹を立てているといいます。

 ただ、上海市内では28日以降も買い物をする人の姿が。

 実は上海市は20日以降、「経済的な影響」を考慮してロックダウンはしないとしていました。

 しかし27日に突然、「東西に分けて封鎖する」と発表。

 この翌日、「東側」が封鎖されてしまったのです。

 我々が取材できるのは「西側」のみ。そこでも品不足が始まっています。

 ただ東側の混乱はこれどころではありません。

 こちらの住民は支給された食事を投げ返しました。字幕には「すでに腐っている」と書かれています。

 人々の不満が高まるなか、上海市政府は31日、「上海には必ず、いつも通りの美しい春が来るでしょう」といった「市民への手紙」を公開しました。

 感染は上海以外でも拡大しています。

 河南省の農村では、小さな子どもが台車を引く姿が。義務付けられたPCR検査を受けさせるため、寝たきりの祖母を運んでいるといいます。

 中国全体の新規感染者は9000人に迫る勢いです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

ANNnewsCHカテゴリの最新記事