ロシア軍 ウクライナ西部リビウを攻撃 巡航ミサイルなどで
緊張が続くウクライナ情勢です。多くの人が避難している西部リビウでロシア軍による攻撃がありました。ロシア側は巡航ミサイルなどを使用したとしています。
「どこに逃げればいいの?」
街中を走って逃げる市民。空には黒煙が上がります。
西部リビウ州の知事によりますと26日、リビウ市内の石油の貯蔵施設と軍需工場にロケット弾による攻撃があり5人がけがをしました。
リビウへの攻撃についてロシア国防省はさきほど、燃料基地を空中発射型の長距離ミサイルで。また、ウクライナ軍のレーダーの修理など行う工場を巡航ミサイルで破壊したと発表しました。
さらに、26日には巡航ミサイル「カリブル」で西部ジトーミル州の弾薬庫を破壊したと発表。ミサイルの発射だとする映像を公開しています。
こうしたなか、ロシア通信によりますとウクライナの親ロシア派の偵察部隊は南東部マリウポリについて1週間以内の制圧は確実だと思うと話しました。
ウクライナのゼレンスキー大統領は改めて、西側諸国に対し支援を求めています。
ウクライナ ゼレンスキー大統領
「十分な数の戦車や装甲車両、特に戦闘機がなければ(ロシア軍による)包囲を解除することはできない」
一方、隣国ポーランドを訪問していたアメリカのバイデン大統領はマリウポリから避難してきた人の話を直接聞き、怒りをあらわにしました。
Q.プーチンがもたらした現状をどう思いますか
アメリカ バイデン大統領
「彼は虐殺者だ」
この発言に対しロシアのペスコフ大統領報道官は「このような個人的侮辱のたびに両国関係の可能性を狭めることになる」と批判していますが、アメリカによる対抗措置はさらに強まりそうです。
(27日17:07)
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