まん延防止全面解除後 初の週末 新型コロナ リバウンド懸念も

まん延防止全面解除後 初の週末 新型コロナ リバウンド懸念も

まん延防止全面解除後 初の週末 新型コロナ リバウンド懸念も

まん延防止等重点措置が解除されてから初めての週末。全国各地で賑わいが戻り始めていますが、感染者数は未だ高い水準で早くも、専門家から感染再拡大の可能性が指摘され始めています。

皆川玲奈キャスター
「上野公園の桜ですが、咲いています。見頃を迎えています」

2か月半続いたまん延防止措置が解除されてから初めての週末。曇り空でしたが、上野公園には多くの人が花見に訪れました。

皆川玲奈キャスター
「歩道は一方通行で歩くようにという指示が書いてありまして、このように桜並木の前はコーンで区切られています」

今年も、感染防止対策としてシートを広げての飲食や酒を伴う宴会などは自粛が求められています。これには様々な意見が・・・

花見客
「やっぱり友達とかと飲んで、会社の愚痴とかいうのが醍醐味」
「がやがやしてなくて逆にいいかなと、我々くらいの年になると」

全国でも賑わいが戻り始めていて、北海道の市場には観光客の姿が・・・

従業員
「午前中ちょっと忙しい、今までとは違う」

そして大阪でも・・・

「千葉県からです。卒業旅行です。修学旅行にも行けなかったので、いい時期に解除された」

春休み期間中の国内線の予約数は去年よりも増えていて、日本航空が1.5倍。全日空は1.4倍で、コロナ前(2019年)のおよそ7割にまで回復してきているということです。

ただ、専門家は、感染の再拡大に警戒を呼びかけます。

大阪大学(感染制御学) 忽那賢志教授
「新規感染者数の減り方というのは、やっぱり鈍いです。すっと減っていかない。 子供たちの中で感染の連鎖がまだ続いている」

全国の新規感染者数は減少傾向にあるものの、去年夏のピークよりも2倍ほど高い水準です。すでに、地方(沖縄・長野)では、下げ止まりや増加がみられているところも・・・。さらに、4月には感染力が強いとされるオミクロン株BA.2系統はほとんど置き換わるとみられています。

大阪大学(感染制御学) 忽那賢志教授
「まだまだ感染者も多い状況ですし、このまま減りきらずに、再増加に向かってしまう可能性も十分あるのかなと」
(26日16:43)

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