大阪 オミクロン株市中感染 勤務先小学校で全児童にPCR検査
大阪府できのう、国内初となるオミクロン株の市中感染が確認されたことを受け、感染した男性が勤務する小学校では児童全員へのPCR検査を実施しています。
大阪府ではきのう、府内に住む30代の夫婦とその娘(10歳未満)がオミクロン株に感染したと発表しました。3人は海外渡航歴や渡航者との接触がないことから、吉村知事は市中感染だとしています。
感染した男性は寝屋川市内の公立小学校の教員で、保健所は男性の濃厚接触者などとして、これまでに検査を受けていない全児童およそ460人を対象に、きょう、PCR検査を実施しています。
また、吉村知事は感染した夫婦の別の子ども2人のほか、この家族とはかかわりがなく、渡航歴がない新型コロナの陽性者2人について、デルタ株の検査で陰性だったことから、オミクロン株に感染している可能性があるとして、結果の解析を急いでいます。
岸田首相
「オミクロン株に対する知見がはっきりするまで、慎重の上にも慎重な対応をとってまいります」
岸田総理は東京都内で講演し、オミクロン株の市中感染が初めて確認されたことについて、「水際対策によって得られた時間的余裕を使って、予防・検査・早期治療という一連の流れを強くする取り組みを加速してきた」などと、備えが万全であることを強調しました。(23日11:23)