「街からはすべてが消えた」マリウポリから避難の女性 JNN単独取材に惨状語る
ロシアによるウクライナ侵攻から1か月が過ぎましたが、依然、攻撃は続いています。民間人の死者は1000人を超えているとされ、さらなる被害の拡大が懸念されています。
首都キエフ近郊では24日、倉庫が炎上。ロイター通信によると、ロシア軍の攻撃を受けたとみられています。
侵攻開始から1か月が過ぎましたが、ロシア軍が包囲する南東部のマリウポリをはじめ、全土で戦闘が続いています。
国連はウクライナで子ども90人を含む少なくとも1035人の民間人が死亡したと明らかにしました。ウクライナメディアは、深刻なやけどをもたらし非人道的とされる「白リン弾」をロシア軍が首都近郊のイルピンなどで使ったと報じています。
一方、ウクライナ側も反撃を続けていて、24日にはウクライナ海軍が南部の港でロシア軍の大型揚陸艦を破壊したと発表、映像を公開しています。
こうした中、10日ほど前、マリウポリから避難した女性がJNNの取材に応じ、ロシア軍による包囲の実態を証言しました。
東部マリウポリから避難した イリーナ・チェクマックさん
「永遠に忘れない。3月16日、私たちは地獄から脱出した。人道回廊なんてものはなかった。街からはすべてが消えた。あったのは壊れた車と空爆と砲撃だけだった」
イリーナ・チェクマックさんは16日、マリウポリから両親や夫らと共に避難しました。
東部マリウポリから避難した イリーナ・チェクマックさん
「私たちが避難した16日、2台の車が(シェルターの)近くにあった。『子ども』と書かれていたのに、爆撃によって爆破されたのだ」
自家用車で丸3日かけて移動し、いまは東部・ドニプロの友人の家に身を寄せているといいます。
これはイリーナさんが避難する際に、街の様子を撮影した動画です。集合住宅は真っ黒に焦げ、鉄柱も倒れてきています。
東部マリウポリから避難した イリーナ・チェクマックさん
「遺体があちこちに横たわっていても、誰もどうすることもできなかった。銃撃が鳴りやまず、外に出ることすらできなかった」
道には、遺体がタオルがかけられた状態で放置されていたということです。
(25日11:49)
#ウクライナ侵攻 #マリウポリ #人道回廊 #ロシア
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