生物・化学兵器に危機感 NATOどう動く 専門家が解説(2022年3月24日)

生物・化学兵器に危機感 NATOどう動く 専門家が解説(2022年3月24日)

生物・化学兵器に危機感 NATOどう動く 専門家が解説(2022年3月24日)

 ロシアのラブロフ外相がNATO(北大西洋条約機構)を牽制(けんせい)しました。

 ロシア、ラブロフ外相:「平和維持部隊の派遣はロシアとNATOの直接衝突につながる。これは決してあってはならない」

 一方、これからウクライナ情勢を協議するため24日、NATOとG7(主要7カ国)の首脳会談が開かれます。

 シャルル・ミシェル欧州理事会議長:「私たちは共通の目標がある。プーチンを倒すことです」

 NATO首脳会談では新たなウクライナへの支援策が表明されるとみられます。

 ロシアを非難し、ウクライナへの支援を強調するNATO。強気の姿勢を崩さないロシア。果たして、NATOによる平和維持部隊の派遣、直接的な衝突はあるのでしょうか。

 NATO首脳会談は厳戒態勢での協議が行われるということですが、どのような内容になるのでしょうか。NATO本部メディアセンターから報告です。

 (金指光宏記者報告)
 NATOのストルテンベルグ事務総長は23日、事前に会見を開き、24日の首脳会議では新たに4つの多国籍軍を東ヨーロッパに置くことで、合意される見通しだと明らかにしました。

 これまではバルト三国とポーランドと、東ヨーロッパのなかでも北に置かれていたのですが、さらにブルガリアやルーマニアといった南にも軍が置かれることになります。

 これによってロシアに近い東ヨーロッパで、北から南まで軍が置かれるということで、非常に体制が強化されることになります。

 また、ロシアの使用が懸念されている化学兵器に対しての対応についても話し合われる見通しです。

 一方、ウクライナへの軍の派遣については、ないと明言をしました。

 NATOは紛争の当事者ではないと述べていて、今後、今回の紛争をNATO対ロシアの全面戦争にしてはいけないというふうに話しています。

 化学兵器についても話し合われるということですが、仮にロシアがこのような兵器を使った場合、NATO側はどう対応していくのでしょうか。安全保障、軍事戦略が専門の防衛相防衛研究所・高橋杉雄氏の解説です。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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