ゼレンスキー大統領 国会演説 日本に何を?・・・岸田総理 日ロ交渉中断「極めて不当」(2022年3月23日)
23日午後6時、日本の国会で、ウクライナ・ゼレンスキー大統領の演説が生中継で行われます。時間は15分程度です。
初めてのオンライン形式による、海外要人の国会演説です。
本会議場には、スクリーンがないため、議員会館の会議室で行われる予定です。
■“予算案”ロシアに一定配慮も・・・
こうしたウクライナ側に立つ日本の動きに対し、ロシア外務省は、21日に報復措置を発表しました。
ロシア外務省:「日本との平和条約交渉を継続する意思はない」
これを受け、岸田文雄総理大臣は、憤りの言葉を口にしました。
岸田文雄総理大臣:「日ロ関係に転嫁しようとする、今般のロシア側の対応。これは極めて不当であり、断じて受け入れることができず、強く抗議をする」
しかし、22日に可決した過去最大107兆円を超える2022年度予算案。その中には、およそ21億円の「ロシアへの経済協力プラン」が含まれています。
採決前の質疑で、野党から削除を求められました。
立憲民主党・福山哲郎議員:「それでも、21億円のロシアの経済協力、この予算からは外さないんですか?外務省は、ロシア在留の法人には帰って来いって言っているんですよ。経済活動なんて、できるわけないじゃないですか。これ、国際社会に対して誤解を与えませんか?」
岸田文雄総理大臣:「撤退等を行うにあたっても、日本企業、それぞれ努力をしなければならない。様々な損失等も、予想されるわけであります。こうした日本企業に対して、情報提供をはじめ、様々な支援を行う。今後、状況が不透明でありますので、今この段階で、具体的にこの予算を修正することは考えておりません」
結果として、ロシア側に一定の配慮をした形です。
日本に対し、様々な報復とみられる措置に乗り出しているロシア。今後、その影響は、私たちの生活にも、及んでくるかもしれません。
(「グッド!モーニング」2022年3月23日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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