M9巨大地震への注意促す情報発信へ 北海道~岩手沖でM7以上発生の場合
北海道から岩手県にかけての太平洋沖で、マグニチュード7クラス以上の地震が発生した場合に、政府が新たにマグニチュード9クラスの超巨大地震への注意を促す情報を出すことなどを盛り込んだ防災対策がまとまりました。
北海道から千葉県にかけての太平洋沖には、「千島海溝」と「日本海溝」と呼ばれる2つのプレート境界があり、マグニチュード9クラスの超巨大地震が発生した場合、岩手県で最大およそ30メートルの津波などが予想されます。
内閣府の作業部会は去年、死者は最悪の場合、▼日本海溝の地震でおよそ19万9000人、▼千島海溝の地震でおよそ10万人などとする被害想定を公表していました。
このほどまとめられた防災対策の報告書には、雪や寒さを考慮した避難路や避難施設を整備して、避難にかかる時間や距離を短くするなどの対策を進めるほか、北海道から岩手県にかけての太平洋沖でマグニチュード7クラス以上の地震が発生した場合に、マグニチュード9クラスの超巨大地震の発生に備え、政府が、住民に注意を促す情報を新たに出すことが盛り込まれました。
この情報は、マグニチュード7クラス以上の地震が発生してから15分から2時間以内に出る予定で、「南海トラフ地震臨時情報」に似ているものの、専門家による地震の評価や事前の避難の呼びかけなどは行わないとしていて、情報の名前や伝え方などはこれから検討するということです。
一方、日本海溝や千島海溝沿いでは、マグニチュード7以上の地震が発生する頻度が比較的高いため、この情報はおおむね2年に1回程度の割合で出る可能性があるということですが、世界の例では、マグニチュード7以上の地震の後にマグニチュード8以上の地震が発生する割合は100回に1回程度となっていて、「空振り」が続いた場合に、情報に対する住民の信頼や危機感が薄らぐおそれも指摘されています。
(22日09:01)
#地震 #防災
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