地下鉄サリン事件27年 遺族が被害回復求め要望書(2022年3月19日)

地下鉄サリン事件27年 遺族が被害回復求め要望書(2022年3月19日)

地下鉄サリン事件27年 遺族が被害回復求め要望書(2022年3月19日)

 オウム真理教による地下鉄サリン事件から20日で27年です。遺族は、被害者らは今も被害が回復されていないとして法務省などに対策を求めました。

 高橋シズエさんは1995年3月20日に起きた地下鉄サリン事件で夫の一正さん(当時50)を亡くしました。

 高橋さんは18日、古川法務大臣や公安調査庁の和田長官と面会し、オウム真理教の後継団体アレフが裁判でおよそ10億円の賠償命令が確定したにもかかわらず一切応じていないとして、「アレフから賠償金を回収して、被害者や遺族に配当できるよう協力してほしい」と要望しました。

 また、事件が風化しないよう資料館を設立することや松本智津夫元死刑囚の遺骨が信仰の象徴とならないよう万全を期することなどを求めました。
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