「国際司法裁判所」が侵攻停止命令も・・・ロシア従わず(2022年3月18日)
SNSで急上昇し、番組が注目したワードは「国際司法裁判所」です。ウクライナ侵攻を進めるロシアに対し、国際司法裁判所は軍事行動の即時停止を命じましたが、ロシアは従わず批判が強まっています。
オランダにある国際司法裁判所はウクライナの訴えを認め、ロシアに対して直ちに侵攻をやめるよう暫定的な命令を出しました。
国際司法裁判所・ドナヒュー所長:「ウクライナでの軍事行動を直ちに停止するものとする。ロシアは指揮下にある軍隊、非正規部隊、組織、個人が軍事作戦を助長するような行動を取らせてはならない」
国際司法裁判所は国や国際機関からの提訴に基づいて法律的な判断を下す国連の主要な司法機関で、15人の裁判官で構成されています。
今回の命令には13人の裁判官が賛成し、ロシアと中国の裁判官2人が反対しました。
審理を欠席したロシアは・・・。
ロシア、ペスコフ大統領報道官:「今の結論を受け入れられない」
また、国際司法裁判所の訴訟には当事国であるロシアとウクライナ両国がそれに合意する必要があるとしたうえでこう述べました。
ロシア、ペスコフ大統領報道官:「我々の方から合意はできない」
命令に応じる考えはないと話しました。
ウクライナで民間人の犠牲が相次ぐなか、国連の安全保障理事会が緊急会合を開きました。
イギリス、ウッドワード国連大使:「ロシアは国際人道法を守るよう呼び掛けていますが、戦争犯罪を犯しています」
イギリスの国連大使はロシア軍が住宅街や病院を攻撃し、民間人を殺害していると強く非難しました。
一方、ロシアの大使は・・・。
ロシア、ネベンジャ国連大使:「でっち上げの情報キャンペーンである」
と、反発し、欧米が武器を送り込み紛争をあおっていると主張。
ロシアへの反発は世界的に広がっています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
コメントを書く