ウクライナ巡り米中会談へ 両首脳はどう臨むのか(2022年3月18日)
中国は、18日夜にも行われる予定のアメリカとの首脳会談にどのようなスタンスで臨むのでしょうか。北京から報告です。
(李志善記者報告)
一言でいうとウクライナ問題におけるアメリカの姿勢を批判し、厳しい態度で臨むとみられます。
中国外務省は会見で、首脳会談について「双方がともに関心のある問題について意見交換する」と説明しました。
ウクライナ問題の「根本にはNATO(北大西洋条約機構)の拡大がある」と指摘し、アメリカに対して「真剣に反省し、火に油を注ぎ責任を転嫁するべきではない」と主張しました。
夜の首脳会談で、バイデン大統領は「ロシアを支援すべきでない」と習近平主席に迫るとみられますが、習主席はこれが「偽の情報」であり、もし中国を制裁するなら、対抗措置を取るというこれまでの主張を繰り返すものとみられます。
一方、中国側にも欧米がロシアへの圧力を強めるなかで、国際社会で孤立したくないとの思いもあります。
ただ、中国としては中ロの蜜月関係は崩したくないわけで「ロシアを支援することはない」とは明言できないジレンマも抱えています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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