服役中のペルー・フジモリ元大統領(83) 憲法裁判所が釈放を認める判断
南米ペルーの憲法裁判所は、禁錮25年の刑で服役中のアルベルト・フジモリ元大統領について釈放を認める判断を下しました。
2010年、在任中の人権侵害などの罪で禁錮25年の刑が確定した83歳のフジモリ元大統領は2017年、高齢や病気を理由に恩赦が与えられましたが、最高裁判所が服役できる健康状態だと判断し刑務所に戻されていました。
AP通信などによりますと、フジモリ元大統領側は人身保護請求を提出、その審査をしていたペルーの憲法裁判所は17日、恩赦の取り消しを見直し、釈放を認める判断をしたということです。フジモリ元大統領の弁護士は来週にも刑務所を出るとの見方を示しています。
フジモリ元大統領は近年、心臓の持病などで入退院を繰り返し、支持者らが人道的な恩赦に値すると訴えていました。
(18日15:01)
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