【懲役１３年】暴走族”関東連合”の元メンバー ATM１８億円“一斉引き出し”
6年前、全国のATMから18億円あまりが一斉に引き出された事件で、起訴された中で「最上位」とされる男に懲役13年の判決が言い渡されました。
判決を受けたのは、暴走族「関東連合」の元メンバーで、住居不定・無職の井上勇被告（44）です。
判決によりますと、井上被告は6年前、ほか多くの引き出し役らと共謀し、福岡県など4県のあわせて90店舗のATMで、偽造カード76枚を使って2時間半たらずの間に現金およそ9600万円を不正に引き出しました。事件では全国のATMから18億円あまりが一斉に引き出されたことが警察の捜査で明らかとなっています。
これまで井上被告は無罪を主張していましたが、17日の判決で福岡地裁の溝国禎久裁判長は、「引き出した現金の集約現場にいた被告が関与していないのは、あまりに不自然」などとして井上被告の関与を認定しました。
その上で、「起訴された中の最上位者」と指摘し、懲役13年の判決を言い渡しました。
(2022年3月17日放送)
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