『孤独や生活苦による自殺願望』か…北新地放火殺人 容疑者死亡のまま書類送検(2022年3月16日)
去年12月、大阪・北新地のビル内にあった心療内科クリニックが放火され、院長や患者ら26人が死亡しました。この事件で警察は3月16日、クリニックの元患者で死亡した谷本盛雄容疑者(61)を殺人と放火などの疑いで書類送検しました。
一度も取り調べを受けることなく死亡した谷本容疑者。動機は謎のままですが、警察によりますと、事件前にクリニックからの就労支援をキャンセルするなど仕事はなく、交友関係も確認されなかったということです。警察は「孤独や生活苦による自殺願望があったと推察される」としています。
奈良市内の高校で少林寺拳法部の監督を務める野村裕さん(72)。今回の事件で教え子2人を亡くしました。
(少林寺拳法部監督 野村裕さん)
「偶然ですけど、時を違うOBが同時に犠牲になったということで。かなり私もショックを受けました」
亡くなった教え子の1人は公認心理師として勤務していた赤根美結さん(当時28)。明るく練習熱心だったといいます。野村さんは彼女のメッセージが書かれたメガホンを大切に使っています。
【赤根美結さんがメガホンに書いたメッセージ】
「先生のおかげで少林寺部に入ってよかったと思えました。今まで本当にありがとうございました」
事件で亡くなったクリニックの西澤弘太郎院長の妹は、「何があっても、もう兄は返ってこないので、何かお伝えすることはありません」とコメントしています。
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