制裁強化・・・ロシアで“デフォルト”懸念 日本に輸出のバイク「生産できなくなる」(2022年3月16日)
経済制裁が日に日に強まるなか、ロシアでは国債が16日から相次いで利払いの期限を迎え、債務不履行に陥る懸念が高まっています。
「STOP WAR NOW(今すぐ戦争をやめなさい)」。ロシア生まれの企業が日本法人のウェブサイトで反戦のメッセージを発信しています。
ウラル・ジャパン、ブラジスラーフCEO(最高経営責任者):「戦争やめてほしい。人間としては誰でも自然な気持ち。本社の声と日本法人の声と僕も在日ロシア人としての気持ち」
ロシアに生産工場があるサイドカー専門のメーカーです。ロシア国内では徹底的な情報統制が敷かれているため、日本法人が反戦を訴えています。
生産に大きな打撃が・・・。
ウラル・ジャパン、ブラジスラーフCEO:「今は海外からロシアに物を輸入するのは非常に難しくなっている。部品がない」
ロシアの工場で使う部品はヨーロッパや台湾などから輸入しています。しかし、対ロシアの経済制裁の影響で部品不足に陥っています。
さらに輸出も困難に・・・。ロシアで生産したサイドカーはヨーロッパを経由し、いったんアメリカへ。
ウラル・ジャパン、ブラジスラーフCEO:「今ヨーロッパにロシアから物を送るのは非常に難しくなっている。ほとんど海外の市場。95%くらい。これから、しばらく生産できなくなると思う」
現在、ロシアでは外貨の多くが凍結されていて、国債が債務不履行に陥る懸念が強まっています。16日以降、ドル建ての国債は利払いの期限を相次いで迎えます。
ロシア製サイドカーを扱う正規ディーラーでは、製品が届かない事態に・・・。
コロナ禍のキャンプブームもあり、売れ行きは倍増。去年は30台が売れていたといいます。ところが・・・。
ガレージエルフ・植原学店長:「問い合わせはピタッと止まった。戦争が始まってからは・・・。今は新しいオーダーは受けていないので、お待ち頂くしかない。この先、早く戦争が終わって、今まで通りに再開してもらうことが願い」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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