「竹林の小径」の“落書き”対策で竹伐採 ゴミ問題も「スマートゴミ箱」設置等で対策進む 京都・嵐山
京都を代表する観光地・嵐山の「竹林の小径(こみち)」で、竹が傷つけられる被害が相次いだことを受け、市が19日、ある対策に乗り出しました。
両側から道に覆いかぶさるように生える竹林が、独特の景観を生み、日本人だけでなく、海外からの観光客にも人気となっている京都・嵐山の「竹林の小径」。
19日、そこで驚きの光景が…。目玉であるはずの竹林が伐採されていたのです。その理由とは…。
「竹林の小径」では近年、竹が傷つけられ文字や記号などが刻まれる落書きが急増し、約350本の竹で被害が確認されています。
傷つけられた竹は光合成が出来なくなり、枯れた場合、倒れる危険もあることから、市と地元関係者で対策が話し合われてきました。
そこで取られることになった対策が、竹の試験的な伐採です。被害に遭っている竹の多くが道沿いにあることから、観光客から手が届く竹を取り除くというものです。
嵐山商店街・石川 恵介 会長
「不法な行為に対して、竹を切らないといけないのは地元として残念やな、悲しいなという気持ちになります。模倣犯が出てしまいますので、早く取り組まないといけないし、これからますます観光の方が日に日に増えてきますので」
今回は、市の敷地にある傷つけられた竹4本を含む25本を伐採。市や地元は、景観の変化や対策の効果を見極めながら、今後の対応をしていきたいとしています。
嵐山では、落書き被害だけでなく、こんな問題も…。
藤枝 望音 記者 (2023年11月)
「スマートゴミ箱からゴミが溢れ出しています」
観光客らによるゴミが溢れる“ゴミ問題”が発生していました。ところが19日に取材してみると…。
切通 大雅 記者
「たくさんの観光客が行き交っていますが、以前のようにゴミが溢れている様子は見られません」
劇的な変化の影には、地元の努力がありました。嵐山の商店街を歩くと、同じゴミ箱がここにも設置されています。
実は、中でゴミを圧縮できるこの「スマートゴミ箱」は、以前は「竹林の小径」にしかありませんでしたが、地元の企業80社がお金を出し合い、総額750万円で3台を追加。
商店街で出たゴミを、「竹林の小径」に行くまでに捨てられるようにすることで、溢れる状態を軽減できたというのです。
嵐山商店街・石川 恵介 会長
「みなさん、ここの前でゴミを一生懸命、ポケットの中とか、鞄の中から(捨てている)。やはり(捨てずに)持ってくれてるんですよね。良心はあるので、『ゴミ箱あった』って、ここの前で一生懸命 食事したりとか。ポイ捨ても本当になくなりました」
また11月には、スイーツを提供する際のスプーンを食べられるものにすることで、ゴミを物理的に減らす取り組みも始めました。
嵐山商店街・石川 恵介 会長
「ゴミって行政任せみたいなところがあるが、地元でもしっかり入っていって、清掃活動したりとか、嵐山はテイクアウトで、ゴミ出ませんよみたいな状態に持っていきたい」
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