ウクライナ人ピアニスト 祖国に向け チャリティコンサート開催へ
ウクライナ人ピアニストが祖国のために来週、チャリティコンサートを開きます。祖国への思いとは・・・。
ウクライナ人ピアニストのシャポバロフ・レオニードさん。コロナの影響で帰国の機会を失っている中起きた、“ウクライナ侵攻”。戦火から逃れて逃げ惑う家族や友人を支え、励ますことができたらとチャリティコンサートを企画しました。
皆川玲奈キャスター
「今のウクライナの状況をどんな気持ちでご覧になっていますか」
ウクライナ人ピアニスト シャポバロフ・レオニードさん
「ウクライナの状況はまるで80年前(第2次世界大戦当時)に戻ったようです。ミサイルでの爆撃がありますし。私は100%確信しています。ウクライナとウクライナ国民はこの戦争で決して降伏しません」
共演するのは、フルートとチェロの奏者のお二人。
演奏会場は第二次世界大戦の東京大空襲で焼け野原となった際、音楽を通して平和を願う場になればと、個人の家の一部を改装して作られた音楽アトリエです。
フルート奏者 坂元理恵さん
「東京大空襲後に復興して作ったこのスタジオで、私たちの音楽で何かウクライナの人たちに支援できないか」
レオニードさんの古い友人のチェロ奏者は・・・。
チェロ奏者 柚木菁子さん
「レオニードさんが弟から送られてきたキエフの動画や写真を見せてくれるのですが、人気がなかったり、爆撃された街の風景をみると辛いです。(コンサートを通して)何か一瞬でも“音楽で空腹を忘れられる”、“寒さを忘れられる”という瞬間はあるかなと思います」
ウクライナ人ピアニスト シャポバロフ・レオニードさん
「私の親友とその友人たちがキエフの中央広場で小さなオーケストラを構成し、(世界に向け)平和コンサートを開きました。2日前のことです。音楽は世界中の人々にとっての共通の言語ですから」
(12日16:51)
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