【ウクライナ支援】WFP報道官「支援届けるため“人道回廊”を」
ロシア軍の攻撃が続くウクライナでは、南東部のマリウポリにある産科・小児科病院が空爆をうけ子どもを含む3人が犠牲になりました。市民の犠牲が増え続けています。ウクライナ国内で食料支援にあたるWFP(=国連世界食糧計画)の報道官がNNNの取材に応じ、「必要な支援を届けるために“人道回廊”を開いてほしい」と訴えました。
WFPは、ウクライナ国内に栄養価の高いビスケットやパン、水を送るなど、戦闘地域での食料支援活動を行っています。
現在はリビウなどに拠点を置き、現地のNGOなどと協力して、第2の都市ハリコフではこれまでにおよそ15トンのパンを病院などに届けることができたということです。
一方で、1200人以上の民間人が死亡している激戦地・マリウポリにはまだ入ることができていないということで、ウクライナ支援を担当するエテファ報道官は、“人道回廊”の必要性を訴えました。
WFP エテファ報道官「マリウポリに入りたいが、非常に困難な状況だ。最も支援が必要な場所にたどり着くことができていない。交渉をすすめ、早く“人道回廊”を開いて食料や支援を送れるようにしてほしい」
また、支援を続けるためにはあと半年で5億ドルの資金が必要となるということで、世界からの支援を求めました。
(2022年3月10日放送)
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