【水俣病賠償訴訟】上告退け 原告8人の敗訴確定 最高裁

【水俣病賠償訴訟】上告退け 原告8人の敗訴確定 最高裁

【水俣病賠償訴訟】上告退け 原告8人の敗訴確定 最高裁

胎児や幼児の頃に水俣病になったとして、男女8人が国などに賠償を求めた裁判で、最高裁が8人の上告を退け、原告の敗訴が確定しました。

この裁判は、熊本県などに住む男女8人が、母親の胎内にいた時や幼児期にメチル水銀に汚染された魚介類から水俣病になったとして、国と県、チッソに損害賠償の支払いなどを求めていたものです。

1審の熊本地裁は2014年、8人のうち3人を水俣病と認めましたが、2審・福岡高裁では判断が一転、8人全員を水俣病とは認めず、請求を退ける判決を言い渡しました。

この判決を不服として8人全員が上告していましたが、最高裁は10日までに、いずれの上告も退ける決定をしました。これにより、8人を水俣病とは認めず、請求を退けた判決が確定しました。

原告は会見を開き、「具体的な理由を述べることのない最高裁の姿勢に怒りを覚えざる得ない」と緊急声明を発表しました。

水俣病被害者互助会・佐藤英樹原告団長「提訴して15年になりますが。わたしたち互助会8名で闘ってきて紙一枚で終わるということがとても悔しいし、情けないと思っています」
(2022年3月10日放送)

#裁判 #水俣病 #日テレ #ニュース

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