ホランキャスター×ウクライナ大使 駐日大使が語った“憤り”【Nスタ】

ホランキャスター×ウクライナ大使 駐日大使が語った“憤り”【Nスタ】

ホランキャスター×ウクライナ大使 駐日大使が語った“憤り”【Nスタ】

緊迫するウクライナの現状について、駐日ウクライナ大使にホラン千秋キャスターが緊急インタビューしました。

きょう午前11時前、東京都にあるウクライナ大使館。インタビューに応じてくれたのはウクライナのコルスンスキー駐日大使です。

ホラン千秋キャスター
「コルスンスキー大使、本日はありがとうございます。ウクライナの現状についていくつか質問をさせていただきたいと思います。まず最初に、今のウクライナの状況をどのようにご覧になっているかを教えてください」

コルスンスキー駐日大使
「戦争が始まってからすでに2週間が経過しました。我々はただ戦っているばかりでなく激しく反撃しています。ロシア軍は全く前進していません、我々はロシア側の軍備の破壊に成功しています」

ウクライナは9日、市民らを避難させるための「人道回廊」を設置し、この地域で一時的に停戦することでロシア側と合意。ところが、その一時停戦となっているはずのマリウポリで小児病院などが爆撃を受けました。

ホランキャスター
「マリウポリの病院への攻撃について新しい情報はありますか」

コルスンスキー駐日大使
「ありません。おおよその(被害)数がわかっているだけです。国防省などの公式情報は得ています。国防省などの公式情報は得ています。彼らによれば全部で62の病院が破壊されました。しかし、マリウポリへの攻撃はあまりに非人道的だというのが特徴です。爆撃時、産婦人科には妊娠した女性がいた。そんな時にどうして爆撃できるのでしょう。 出産の場合はどうしようもありません。病院がなかったらどうなりますか?まさに生まれつつある子供を殺すことになってしまう」

またウクライナ政府は、ロシア軍によって制圧されたチェルノブイリ原発で送電網が破壊され、電源が失われたと発表。予備電源で48時間は電力供給できるとしていますが・・・

ホランキャスター
「原子力発電所についてうかがいます。我々日本人は、電力を失った原子力発電所に何がおきるかを知っています」

コルスンスキー駐日大使
「我々は35年間、何百億ドルもかけてこのシステムを導入しコントロールしてきました。しかし、コントロールし冷却することができなければ何が起きるのか誰にもわかりません。あの場所は川の源流があるエリアなんです。川が汚染されればウクライナの農業や生活用水の約半分が影響を受けることになります。非常に危険です」

ホランキャスター
「そのタイムリミットは」

コルスンスキー駐日大使
「1週間か10日でしょう」

IAEA=国際原子力機関は、電力供給が失われても燃料プールの水は十分にあり「危機的な影響はない」としています。

居場所を特定されるリスクを負いながらも、動画でメッセージを発信するウクライナのゼレンスキー大統領。

ホランキャスター
「大統領府からビデオを投稿されています。危険では?」

コルスンスキー駐日大使
「危険です」

ホランキャスター
「ロシア側は彼がそこにいるとわかっていますよね」

コルスンスキー駐日大使
「だから彼を守る特別な対策をとっています。彼は退去したがらない。『自分はここにいると国民にわかってもらわなければならない』と言っています。キエフ市民全員を町から外へ移動させることなどできない、不可能です。だから市民は家にとどまっています。そんな彼らに“大統領はここにいる” “市民とともにある”と知らせることが重要なんです」
(10日20:42)

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