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「心の虐待はあるかも」保育園は市に懸念を伝える(2022年3月9日)
埼玉県本庄市で男の子の遺体が見つかった事件で、男の子が通っていた保育園が市に「心の虐待」の懸念を伝えていたことが分かりました。市は保育園から「母子関係が良好」と報告を受けていたと発表しています。
柿本知香容疑者(30)ら同居する男女3人は、息子の歩夢くん(5)の遺体を住宅の床下に埋めた疑いが持たれています。
去年9月、本庄市内の飲食店で虐待をうかがわせる行為が報告されたものの、市は保育園からの報告などを理由に虐待はないと判断していました。
吉田信解市長:「(保育)園への聞き取りをするなかで、母子の関係が良好であるという状況でしたので、市としては虐待が行われているという認識ではなかったと」
これに対し、保育園は「母子関係が良好とは市に伝えていない」。むしろ、体にあざなどはないものの、「心の虐待はあるかもしれない」と懸念を伝えていたということです。
保育園が「歩夢くんを保護することは難しいか」と市に問い合わせると、市は「母親からのSOSがないと動けない。何かあれば警察に連絡してほしい」「市として動くことは難しい」などと言われたということです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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