“食べて知る”能登半島復興イベント 被災した料理人らを支援 能登の食材を使った料理などふるまう 

“食べて知る”能登半島復興イベント 被災した料理人らを支援 能登の食材を使った料理などふるまう 

“食べて知る”能登半島復興イベント 被災した料理人らを支援 能登の食材を使った料理などふるまう 

 大阪市内で15日、能登半島地震で被災した料理人らを支援するチャリティーイベントが行われました。

 「おいしかったです」
 「まさか大阪で能登のフグが食べれられると思っていなかったので、すごくうれしかった」

 先週末、大阪市内で行われたのは、来月1日で発生から半年となる能登半島地震の今を“食べて知る”イベントです。

 その料理には被災地復興への思いが込められていました。

 「おはようございます、お願いします!」

 石川県七尾市の料理人・川嶋亨さん。4年前、念願の日本料理店を開業しましたが、店は1月の地震で大きな被害を受けました。被災した建物は国の登録有形文化財に指定されているため、修理には文化庁や七尾市との協議が必要で、営業再開のメドは今も立っていません。

 石川県七尾市の料理人・川嶋亨さん
 「やきもきしますね。今ごろ本当はもっともっと復興が進んでいるんだろうなと思っていたんですけど、全然そんなことないですね」

 そんな川嶋さんに、今回のイベントで包丁を握ってもらおうと声をかけたのは、大阪で日本料理店を営む島村雅晴さん。大阪で修業を積んでいた川嶋さんとは10年以上前から面識がありました。

 能登復興イベントを主催 島村雅晴さん
 「地震があって真っ先に思ったのが、『川嶋さんのところ、大丈夫かな』って。何かできないかなっていうところで、今回こういう企画をさせていただくことができました」

 地震で一時奪われた料理を作り、客に食べてもらう喜びをかみしめながら腕を振るいます。
 「これは能登のフグ?」
 「能登の七尾湾でとれるフグになります」

 川嶋さんが振る舞うのは、能登ふぐなど、能登の食材にこだわった料理です。

 石川県七尾市の料理人・川嶋亨さん
 「料理人だけ復活してもダメだと思いますし、生産者と共にこれから再建・復興していかないといけない」

 食を通して、被災地を感じてもらいたい。イベントでは川嶋さんたち参加した料理人が腕によりをかけたお弁当や、輪島市の避難所で今も炊き出しとして提供されている豚汁も出されました。参加費の6割以上が復興支援に充てられます。

 「能登の支援ってまだしていなかったので。ぜひ行きたいなと思って」
 「大阪にいてできることってなんだろうな、というのはすごく考えさせられた。大阪にいる能登人だからこそ、できることを続けていこうと思いました」

 地震からもうすぐ半年。イベントの最後に川嶋さんが語ったのは支えてくれた人たちへの感謝でした。

 石川県七尾市の料理人・川嶋亨さん
 「全国からのボランティアの方々、そういう方たちの支えがあって、やっぱりすごく励ましていただいています。それを思い出すと、ちょっと涙が…。これを乗り越えて、今度は料理で、いつか皆さんにお返ししたいなって、今は将来を見て頑張ろうと思っています」

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