モスバーガー1号店開店から50年 東京・成増の商店街と鉄道会社とともに「地域活性化」掲げ記念イベント

モスバーガー1号店開店から50年 東京・成増の商店街と鉄道会社とともに「地域活性化」掲げ記念イベント

モスバーガー1号店開店から50年 東京・成増の商店街と鉄道会社とともに「地域活性化」掲げ記念イベント

創業50周年を迎えるハンバーガーチェーンの「モスバーガー」。今も1号店がある商店街や鉄道会社とタッグを組み、記念イベントを行いました。そこにはある狙いが・・・

モスバーガーを展開する「モスフードサービス」は、東京・板橋区の成増で1号店をオープンして50年になります。企業にとって記念すべき年をただ祝うだけにならないよう、社長が考えたのは・・・

モスフードサービス 中村栄輔社長
「今回、東武鉄道様と地元の板橋区の皆さんとうまくコラボレーションしながら一緒にやっているように」

イベントのテーマは、1号店の地元、成増商店街の“地域活性化”です。それぞれの立場でどう貢献できるのか、話し合いを重ねてきました。

板橋区 坂本 健区長
「50年前は、商店街が本当に生き生きして人口がどんどん増えた時代だった」

まだ日本では馴染みがなかった「ハンバーガー店」の登場に活気づいた商店街。

あの頃の盛り上がりを取り戻そうと今回モスは開店当初に販売していたダブルバーガーの復刻版を「限定メニュー」として販売。当時を知らない若者層に来店してもらうことで、商店街の人流に変化があればと期待します。

一方、店の近くに駅がある鉄道会社は・・・

東武鉄道 鉄道事業本部 池田直人営業統括部長
「ちょっと駅の方で、目立つ仕掛けを考えてまして」

その“目立つ仕組み”の準備をするということで、イベント前夜にたずねると・・・

記者
「終電後の成増駅のホームです。普段は成増と書かれている看板が、“なりもす”に取り替えられています」

成増とモスがコラボした期間限定の駅が誕生。

さらに・・・ 

モス仕様にアレンジした電車を制作しました。

コロナ禍での外出控えが影響し、成増駅の乗車率はコロナ前と比べて2割減少。「なりもす駅」や電車を目当てに乗客が増えることで、地域活性化に貢献したい考えです。

成増商店街 なりますスキップ村 柴崎 榮理事長
「商店街に来る人は減ってるかもしれない 。若い人たちがこういうチェーン店にマッチしているので、いろいろ連携したイベントが良いと思う」

商店街の課題となる“地域活性化”。業界の垣根を越えた連携が、今後のカギとなるかもしれません。
(2022年03月08日16:00)

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