一見カフェ、ぬいぐるみに観葉植物も…テーマは“学校らしくない空間” 大阪初「不登校特例校」開校

一見カフェ、ぬいぐるみに観葉植物も…テーマは“学校らしくない空間” 大阪初「不登校特例校」開校

一見カフェ、ぬいぐるみに観葉植物も…テーマは“学校らしくない空間” 大阪初「不登校特例校」開校

 大阪市に、不登校の子どもに配慮した特別な学校が大阪府内で初めて開校しました。不登校が増え続ける今、従来の学校の形にとらわれない支援が広がっています。(取材・報告 加藤沙織 記者)

  加藤記者
「一見カフェのようにみえるこちらの部屋、実は公立中学校の教室なんです」

 この春、大阪市浪速区に開校した「大阪市立心和中学校」。8日から授業が始まるのを前に、中が公開されました。

 この学校は大阪府内では初となる、不登校の子どもに配慮した“特別な教育課程”を組める「不登校特例校」に指定された学校です。

 カリキュラムは1コマ45分と、標準的な中学校より授業時間を5分短縮し、代わりに独自の授業ができる、いわゆる「総合」の時間を充実させています。この時間を使って学び直しが必要な生徒などが、個人のペースで学習できるようにする狙いがあるといいます。

 カラフルな配色や植物にぬいぐるみなど。テーマに掲げたのは「学校らしくない空間」です。居心地の良さを追求する裏には、深刻な課題があります。

 文部科学省によりますと、全国の小学校・中学校の不登校者数は、この10年増え続けています。

 現在、全国で指定を受けている35の特例校のうち、半分以上がこの3年の間に開校しました。

 4月は、心和中学校を含めた11校が特例校の指定を受けるなど、子どもの居場所を確保するための取り組みが加速しています。

 大阪市立心和中学校 盛岡栄市 校長
「大阪市では、十数年前からデータを取りながら不登校の数を追ってきましたが、増え方がなかなか厳しくなっていて、今回の不登校特例校(開校)につながった。教室によっては家のリビングでないかというような教室もあったと思いますが、くつろげるというかプレッシャーを感じないというか、そういうものを設定させていただきました。(登校の)ハードルを下げながら、まずは学校に来ることが第一歩かなと思っています」

 加藤記者
「効果的な対応が確立できないまま、不登校の数は増え続けています。特例校が生徒の 居場所として本当に機能するのか、注目です」
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