「味の違いわかるわけない」逮捕前語った実態 高級ブランド『間人ガニ』産地偽装 水産会社代表ら逮捕

「味の違いわかるわけない」逮捕前語った実態 高級ブランド『間人ガニ』産地偽装 水産会社代表ら逮捕

「味の違いわかるわけない」逮捕前語った実態 高級ブランド『間人ガニ』産地偽装 水産会社代表ら逮捕

 「幻のカニ」として知られる京都府京丹後市の「間人(たいざ)ガニ」をめぐり、別の港で捕れたカニを間人ガニとして販売していたとして、水産会社の代表らが逮捕されました。

 関西が誇る冬の味覚、カニ。その中でも、最高級ブランドとして知られるのが京丹後の間人漁港だけで水揚げされる「間人ガニ」です。

 漁師自らが大きさ、色つやなど約50もの厳しい基準をチェック。味はもちろん、鮮度の高さや希少性から幻のカニと呼ばれることもあります。

 お客さん
「おいしい」

 間人ガニを扱う料理店「小金」のオーナー 小牧正典さん
「間人(ガニ)はその日に(港に)帰ってくるのが大きい。鮮度の話なんですよ」

 価格は、なんと一般的なズワイガニの3~5倍にあたる1杯約3万円で取引されます。

 今回、その間人ガニをめぐり産地偽装が疑われる事件が起きたのです。

 逮捕されたのは、地元の水産会社「まるなか水産」の代表・中井満容疑者(42)と自営業の山崎一成容疑者(52)です。

 警察によりますと、2人は去年2月、兵庫県内の別の港で水揚げされたカニを間人ガニと偽って販売した疑いが持たれています。

 間人ガニには漁を行う船だけが持つ緑色のタグがつけられますが、中井容疑者らは何らかの方法でタグを入手し、別のカニに付けて産地を偽装していたとみられます。

 地元の関係者は、業界の内情を打ち明けました。

 地元の関係者
「やっぱりかという感じですよね。噂は聞いたことはありますが、もっと以前から。タグというのは船の親方しか持っていないので、そこらへんから、何らかの形で入手しているのかなと思っていたが…」

 読売テレビは逮捕前の中井容疑者に直接取材。中井容疑者はカメラで撮影しないという条件で、生々しい偽装の実態を語りました。

(Q.産地偽装していたのでしょうか?)
 中井容疑者
「証拠を押収されて、容疑を認めざるを得なかった。反省はしている」

(Q.なぜ産地偽装をしたのでしょうか?)
 中井容疑者
「間人ガニというブランドは、需要と供給がずっと釣り合っていなかった。漁に出れる日も少なく漁獲量も不安定なのに、ブランド化されて、訪れた人も業者も間人ガニを求める」

 そして、驚くべき”言い訳”まで…。
 
 中井容疑者
「ほかの産地のカニと味の違いなんて分かるわけない」

 警察の調べに対し、2人は容疑を認め、中井容疑者は「利益を上げるために10年くらい前からやっていた」などと供述しているということで、警察はタグの入手経路などについて調べています。
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