「巧妙で悪質」近畿日本ツーリスト元支店長らに有罪判決 コロナワクチン委託費2億円超を水増し請求
近畿日本ツーリストの元支店長らが新型コロナワクチンの接種業務の委託費を東大阪市からだまし取った罪に問われた裁判で、大阪地裁は15日、執行猶予のついた有罪判決を言い渡しました。
近畿日本ツーリスト「マイス支店」の元支店長、森口裕被告（55）ら3人は東大阪市から委託された新型コロナワクチンのコールセンター業務で、オペレーターの数を水増しして2億2000万円あまりを過大に請求して、だまし取った罪に問われていました。
これまでの裁判で、森口被告らは起訴内容を認めていて、検察は全員に懲役3年を求刑していました。この日の判決で、大阪地裁は「虚偽の報告を繰り返していたことは巧妙で悪質」とする一方、「被告らは直接的な利益を得ていない」などとして3人全員に懲役3年、執行猶予5年の有罪判決を言い渡しました。
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