大阪湾の “迷いクジラ” 引き上げ廃棄物処理場へ 解剖調査を行い、死因や迷い込んだ原因究明目指す
19日に死亡が確認された大阪湾のクジラが、陸に引き上げられ、埋め立て予定地に運ばれました。専門家らによる解剖・調査の準備が進められている現場から中継です。(報告:加藤沙織記者)
大阪の堺市西区の処分場にいます。後ろに見える木の更に奥の方で午後4時ごろまで作業が行われていました。今日の分の作業は全て終了し、取材も終了ということで、外に出てきてお伝えしています。
本来は専門家による解剖調査が行われる予定だったのですが、今日は体の大きさや重さを量るにとどまりました。ですので、職員や専門家の方もすでに撤収していて、辺りに人は一切いないという状況なのですが、そもそもこの場所は市街地からも遠く、一般の人は立ち入ることが出来ない場所で、クジラの臭いの問題や死骸へのいたずらが心配されないなどの理由から、この場所が選ばれたということです。
1月、大阪・堺泉北港で見つかり、19日に死亡したオスのマッコウクジラですが、22日午前9時40分ごろから、引き上げ作業が始まりました。クジラは全長15.5メートル、体重は31.5トンで当初推定されていたものよりも大きいことがわかりました。大型のクレーン船によって海面から吊り上げられ、約1時間かけてブルーシートが敷かれた大型トラックの荷台に直接降ろされました。
その後、大阪府が所有する埋め立て予定の廃棄物処理場に運び込まれました。26日を目途に土の中に埋められ、1年から2年ほど埋めた後、骨格を取り出して標本にされる予定です。
気になるのは、今回作業にかかる費用です。
去年1月、大阪湾で見つかった「淀ちゃん」の愛称で親しまれたマッコウクジラの話ですが、死んでしまった後は約8000万円という巨額の費用を投じて和歌山県沖に沈められました。
専門家によると土に埋める場合には、処理費用は300万円から1000万円程度が相場ということで、焼却や海に沈める場合には数千万円かかることを考えると「淀ちゃん」のケースと比べると、費用は抑えられる見込みです。
それでも多額の税金が投じられると共に、官民を巻き込んで大きな労力がかかることから、迷いクジラの原因究明は今後必要となりそうです。
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