消雪パイプも破損…手つかずの爪痕に不安の声 被災地“警報級大雪”のおそれも【報道ステーション】(2024年1月23日)

消雪パイプも破損…手つかずの爪痕に不安の声 被災地“警報級大雪”のおそれも【報道ステーション】(2024年1月23日)

消雪パイプも破損…手つかずの爪痕に不安の声 被災地“警報級大雪”のおそれも【報道ステーション】(2024年1月23日)

今シーズン“最強寒波”が、被災地に大雪をもたらしています。

能登半島地震で被害が出た新潟県糸魚川市。今シーズンは、平年より積雪が少ないのですが、不安は膨らみます。
被災した住民:「降り出したら、新潟ってダーンと降るから、積もったらメーター単位で積もるときもあるの。積もったら身動きとれないよ。逃げようがない。そのまんま、そこにいるしかない」

石川県・金沢のベッドタウン、海沿いにある内灘町は、液状化により、広い範囲で道路や建物に被害が出ました。今も、ほとんど手つかずの状態です。水を出して雪を融かす消雪パイプも破損しています。
被災した住民:「ここ除雪も入らないと思うし、建物の方もだいぶ傾いているので、倒壊しないか心配で、大事なものを移動しました」

能登地方の平地では、30センチの雪が降る予想となっています。ブルーシートを屋根に被せ、雨漏り対策をしていますが、雪は別問題です。
住民:「(雪が)湿っているんですよ。もっと寒い地域行くと、風に飛ばされるように軽いんですけど。どうしても海が近くて、湿気が多いので重いんですよ。40センチ以上積もると、家も瓦も応急復旧しているだけなので、重みがかかると嫌だなとは思う」

志賀町では、自衛隊による仮設浴場の無料開放が行われています。
利用者:「(Q.この後、雪の予報だが)だから、あすがどうかわからんから、きょう来た」

避難所では、気を遣うからと、農業用のハウスに避難している人たちがいます。
ビニールハウスに避難の坂本哲郎さん(80):「(Q.ハウスができてから何年ぐらい)10年ほど経つかね。(Q.その間、大雪だったことも)あるけど大丈夫」

電気は自宅から引っ張り、水は山水があるため、パイプを何本もつないで使っています。農業用ハウスには石油ストーブを持ち込み、お湯を沸かしています。
ビニールハウスに避難の住民:「(Q.ストーブがあるとホッとしますか)やっぱり、これがあるだけでもホッとします」

積雪への対策も、考えています。
ビニールハウスに避難の住民:「(Q.水の音がしますが)融雪用に出してある。雪が降ったときだけ」

能登半島では、23日夜以降は発達した雪雲が流れ込みやすく、24日にかけ、山地や平地を問わず、警報級の大雪となるかもしれません。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

ANNnewsCHカテゴリの最新記事