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小麦の先物価格が14年ぶりの高値 畜産家はエサ代高騰で悲鳴
ウクナイナ情勢の悪化を受けて世界的に高騰にしている小麦の価格。新型コロナに加えて二重の苦難に直面している現場がありました。
都内の専門商社。小麦粉をはじめとする穀物などを飲食店に卸していますが・・・
フジタ商事 藤田博己社長
「(小麦の)値段がどんどんどんどん、ここまで上がるのは全然想定もしてなかった。日本が7割、8割くらい 輸入に頼っている国だと思うので、影響あるでしょうね」
小麦の輸出量は、ロシアとウクライナで世界の3割を占めています。ウクナイナ情勢の悪化を受け輸出が滞るとの懸念から、シカゴ商品取引所では小麦の先物価格が急騰。先週4日には14年ぶりに最高値を更新しました。
フジタ商事 藤田博己社長
「(業者などに)すごくご迷惑をかけることになるかと思うんですけど、(価格を)転嫁せざる得ない、これは致し方ないのかな」
また、ウクライナは、とうもろこしの輸出が世界4位で、こちらも今後、価格の上昇は避けられないといいます。
こうした穀物の価格高騰によって大きな影響を受けるのが・・・「肉」です。
神奈川県の葉山牛のステーキ。とろけるような脂身が特徴の、この葉山牛。こうした「肉」を育てるためのエサが高くなったことで、畜産業者がいま、窮地に立たされているのです。
葉山牛を育てている牧場を訪ねました。
関口牧場 関口健社長
「一番はやっぱりエサの高騰ですね」
ウクライナ情勢を受け小麦やとうもろこしが入ったエサの価格が今後、1トンあたりおよそ5000円値上げされる見通しだといいます。
一方で、新型コロナの感染拡大による外食や学校給食が減ったことで肉の需要は下がる一方。エサ代の負担が増えても肉の需要が低ければ牛は高く売れず、その分、自分たちがかぶるしかありません。
関口牧場 関口健社長
「やっぱり牛のためにね、我々、一生懸命働かないといけませんので」
コロナ禍に加えて、ウクライナ情勢によるまさに二重苦。
関口牧場 関口健社長
「泣くにも泣けないです。このままの状態であればどんどん(畜産業を) やめる人が増えてくると思います、本当に」
先の見えない日々。不安な毎日が続きます。
(07日17:08)
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