床下から2遺体…防犯カメラには容疑者と“血の付いた服”捨てるもう一人の人物【スーパーJチャンネル】(2024年1月22日)

床下から2遺体…防犯カメラには容疑者と“血の付いた服”捨てるもう一人の人物【スーパーJチャンネル】(2024年1月22日)

床下から2遺体…防犯カメラには容疑者と“血の付いた服”捨てるもう一人の人物【スーパーJチャンネル】(2024年1月22日)

 床下から夫婦の遺体が見つかった事件で、新たな展開です。防犯カメラに映っていたのは逮捕された女が血の付いた服を捨てる姿でした。この映像にはもう一人、別の人物の姿も映っていました。

■逮捕の女「友人の家探し手伝った」

 「私は知りません」と容疑を否認しているというフィリピン人のモラレス・ヘイゼル・アン・バギシャ容疑者(30)。捜査関係者によりますと、事件当日の16日のアリバイについて、こう話しているといいます。

モラレス容疑者
「フィリピン時代からの友人の男と、家探しを手伝っていた」

 18日、東京・足立区の住宅で、この家に住む高橋徳弘さん(55)と妻の希美江さん(52)の遺体が見つかった事件。夫婦の遺体は、1階の床下収納の中からシートにくるまれた状態で見つかったといいます。

 逮捕されたのは、高橋さん夫婦と同居する30代の長男の元交際相手だったモラレス容疑者でした。16日に夫婦の遺体を遺棄した疑いが持たれています。

 この事件には大きな疑問が残されていました。モラレス容疑者1人の力で夫婦2人の遺体を床下に遺棄できるのか、ということです。

元埼玉県警刑事 捜査1課 佐々木成三氏
「難しいと思う。女性1人が60キロないし50キロのものを床下に落とすだけではないから」

 そんななか、捜査線上に“新たな人物”が浮かび上がりました。容疑者とともに、血が付いた服を捨てた人物が防犯カメラに残されていたというのです。

■逮捕の女と“血の付いた服”捨てる

 新たに事件当日、16日のモラレス容疑者の詳しい動きが明らかになりました。事件当日の夜、モラレス容疑者は最寄り駅近くのホテルに泊まっていたということです。自宅への捜索から逃れるためだったのでしょうか。

 そして、そのホテルに向かう前、モラレス容疑者の様子が防犯カメラに捉えられていたといいます。

 捜査関係者によりますと、モラレス容疑者の自宅近くの防犯カメラに容疑者と“男とみられる人物”が、ごみ捨て場に血が付いた服を捨てる姿が映っていたということです。

■床下に遺体“もう一人の人物”浮上

 モラレス容疑者と血の付いた服を捨てていたという不審な人物は、性別ははっきりしませんが、男とみられます。

 モラレス容疑者は17日、都内のホテルから福島県に移動。そして18日に身柄を確保されたのでした。

 専門家は、モラレス容疑者1人で遺体を床下に遺棄するのは難しいのではないかと指摘します。

元埼玉県警刑事 捜査1課 佐々木成三氏
「女性1人が60キロないし50キロのものを床下に落とすだけではないから、女性1人っていうのは難しいのではないかと感じてる。共犯者がいるのではないかというのは感じてる」

 現場の被害者宅からは、この家の物ではない刃物が複数見つかっていて、そのうちの1本には血が付いていたといいます。

■床下に遺体 夫に“十数カ所刺し傷”

 夫婦は刃物で刺されたとみられますが、その遺体には気になることがあるのです。捜査関係者によりますと、夫婦の体にはそれぞれ複数の刺し傷などがあったといいます。ですが、妻の希美江さんに比べて夫の徳弘さんの方が多くの傷があり、その数は十数カ所に上るといいます。

元埼玉県警刑事 捜査1課 佐々木成三氏
「(刺し傷数十数カ所)亡くなっている後も刺している行動を続けたと思う。無抵抗になった状態からも何回も刺していると感じる。殺意が明確ということと、最後まで殺人という行為をやり遂げるという意志の強さだと思う」

 事件の背景には金銭トラブルがあった可能性もあります。被害者の長男は、モラレス容疑者に貸した数十万円を返してもらえない旨を警視庁に相談していました。

 警視庁は、夫婦が死亡した経緯についても捜査を進めています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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