緊張感に包まれ…自民党政治刷新本部の会合『派閥解散』宣言で大混乱「明らかな失敗」と批判も
政治刷新本部の会合が行われている自民党本部前から中継です。(取材・報告 平田 博一記者)
自民党の政治刷新本部は、私の後ろにある自民党本部で午後4時に始まり、今も続いています。今日は「ヒラバ」と呼ばれる党所属の全ての国会議員が参加できる会合で、私も会場をのぞいてきたのですが、100人を超える国会議員が詰めかけて、会場は緊張感に包まれていました。
会合では冒頭、本部長を務める岸田首相が「自民党として、そして日本の政治として、どういうルールを作るべきなのか、強い危機感を持って議論を進めていかなければならない」と挨拶した後、我々は会場のある9階から退出するよう求められました。報道陣を完全にシャットアウトした状態で行われています。
会議中に同じ階にいることを禁じられるというのは極めて異例なことで、この問題が自民党全体として大変神経質になっていることが伺えます。
(Q:きょうの会合ではどんなことが話し合われていますか?)
自民党は今週木曜日(25日)に刷新本部の中間とりまとめを行う方針で、この日の会合では、その中間とりまとめに向けた論点の整理が行われている模様です。
肝心の中身ですが、複数の自民党関係者によりますと、派閥の法令違反が明らかになった場合、党が解散や活動休止を求められるようにする仕組みの導入が明記される方向で検討されています。
さらに、派閥から「カネと人事」の機能をなくすため、内閣改造や党役員人事の際に、派閥による推薦を禁止することや派閥による政治資金パーティーの開催禁止も盛り込む方向です。
(Q:派閥の解散、存続を巡って議員からはどんな声が聞かれますか?)
岸田首相の派閥解散方針を巡っては、とまどいの声が相次いでいます。
関西が選挙区の衆院議員は「政治は一人では行えない。派閥解散を宣言して、議員のグループ活動そのものが無くなるかのような印象を国民に与えてしまった。総理の発言は明らかな失敗だ」と厳しく批判していました。
一方、別の関西選出の参院議員は、「自民党への風当たりは想像以上に強い。“派閥解散”くらいのインパクトのある改革案を示さなければ、選挙は戦えない」と話していました。
いずれにしましても、首相の口から突如飛び出した『派閥解散』宣言が党内に大きな混乱をもたらしていて、今週金曜日(26日)に迫った通常国会の召集を前に議論が落ち着く見通しは立っていません。
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