津波で流された能登町の「太鼓」100キロ離れた新潟の砂浜で見つかる(2024年1月22日)
能登半島地震の津波によって、石川県能登町で地域の祭りで使われてきた太鼓が流されました。発見されたのは100キロ以上離れた新潟県の砂浜でした。
太鼓を見つけた杤堀耕一さん
「ここにペンで地名が書いてあったので、これは間違いなく能登からだと」
新潟県柏崎市で旅館を営む杤堀耕一さんは20日朝、近くの砂浜で太鼓を拾いました。
太鼓に書かれた「白丸」という地名は、およそ110キロ離れた石川県能登町にありました。地震と津波で甚大な被害を受けた集落です。
「白丸」で祭りを運営する男性に太鼓の写真を見てもらいました。
白丸で祭りを運営する岩前純悦さん
「これは…白丸区。やっぱり」
毎年9月に開かれる「白丸曳山祭」。家内安全を願う、地域の大切な祭りです。
柏崎市の砂浜で見つかったのは、この山車に乗せる太鼓の一つでした。
太鼓を見つけた杤堀耕一さん
「新潟も大きい地震を2回経験していて、苦しい思いは分かっているんでこれも何かのご縁です。少しでも力になれればと」
白丸で祭りを運営する岩前純悦さん
「本当にご縁がありまして、本当にありがとうございました」
太鼓は皮が破れていますが、杤堀さんのSNSを見た石川県白山市の楽器店が修理を申し出ているということです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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