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【震災11年】「だから警報鳴らなくても逃げた」トンガの命救った“東日本の教訓”(2022年3月7日)
東日本大震災から、まもなく11年です。番組では被災地の現在の様子や巨大地震に向けた備えなどを連日、お伝えします。7日は第1弾です。1月に発生したトンガの津波で「日本の教訓」が多くの命を救っていたことが現地取材で分かりました。
トンガ北部の島に押し寄せた津波、泣き叫ぶ子どもの声が記録されている。発端となった海底火山の噴火。
現地ラジオ局記者:「とてつもなく大きな爆発音で、耳鳴りで何も聞こえなくなりました」
海上から撮られた前日の噴火だ。おびただしい量の噴出物。上空に走る稲妻。
翌日の噴火は有史以来、最大規模といわれ、発生した津波は遠く日本やアメリカ、ペルーなどにも到達。
本国トンガには最大15メートルの波が押し寄せ、多くの島々で跡形もなく人々の日常をさらっていった。
ところが・・・。
津波の死者は3人。満足な防潮堤もない島でだ。
取材を進めるなかで、被害の最小化に日本が少なからず関与していたことが分かった。
教育関係者向けに作られた避難訓練用のマニュアル「ツナミドリル」。
これがトンガでも活用されているという。
11年前の経験が役に立ったのか・・・。逃げ延びた現地の人に話を聞くことができた。
マンゴ島自治会長:「(Q.どうやって津波から逃げたんですか?)皆、怖がっていました。噴煙が上がるのも見ました。津波が来るのは明らかだったので、皆で島にある唯一の丘に駆け上がりました」
海辺の建物から出てくる子どもたち。ツナミドリルに基づいた実際の訓練の様子だ。
あらかじめ決められた避難経路をたどり、子どもたちは高台を目指す。
ツナミドリルは世界23カ国で活用され、トンガでは2017年から、こうした避難訓練が実施されている。
トンガ国家非常事態対策室・モワナ副室長:「私たちは職員を日本に送って、津波への対処の仕方を学びました。最悪のシナリオを経験した津波大国から学んだんです。国内外のパートナーと続けてきた啓蒙(けいもう)活動が、今回、被害の小ささに貢献したと思います。津波警報が鳴ったらどこに避難すればいいか、島民たちは分かっているんです」
津波の実態を記録した映像も危機感の共有に役立っている。
アタタ島住人:「数年前に日本の津波の動画を見ました。だから何をすればいいか分かったんです」
マンゴ島自治会長:「実はあの日、防災無線は鳴りませんでした。それでも我々は逃げたんです。もしサイレンが鳴るのを待っていたら、多くの人が死んでいたはずです」
あれから11年。過去の教訓を生かしたトンガの人々にむしろ、私たちが学ぶところも多いのかもしれない。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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