ウクライナへの攻撃激化 ハリコフの核研究施設にロシア軍が“砲撃”

ウクライナへの攻撃激化 ハリコフの核研究施設にロシア軍が“砲撃”

ウクライナへの攻撃激化 ハリコフの核研究施設にロシア軍が“砲撃”

ウクライナへの侵攻が始まって11日が経ちましたが、ロシア軍による攻撃は激しさを増しています。ウクライナ当局は、核燃料がある東部の研究所が攻撃を受けたと発表しました。

ウクライナの首都キエフ近郊イルピンで撮影されたロシア軍によるロケット弾攻撃とみられる映像です。

イルピンでは6日、ロシア軍による砲撃が続き多くの住民が避難しましたが、AP通信によりますと、子供を含む8人が死亡したということです。

アメリカ国防総省は6日、国境周辺に集結したロシア軍のおよそ95%がウクライナ国内に侵入したとの分析を明らかにしています。

こうした中、ウクライナの治安当局は6日、東部ハリコフの「物理技術研究所」がロシア軍から砲撃を受けたと発表。現地メディアによりますと、施設内には研究用の核燃料があるということですが、詳しい被害の状況は明らかになっていません。

ウクライナ・ゼレンスキー大統領
「非武装の市民への攻撃を許さない。公共施設の破壊を許さない」

ゼレンスキ―大統領は6日、こう述べてロシアによる攻撃を改めて非難。6日、中部ヴィーンヌィツャの空港もロシア軍による攻撃を受け破壊されたと発表しています。

11日が過ぎたウクライナへの侵攻。

ウクライナ側の代表団は3回目の停戦交渉が7日に行われるとしていますが、6日に南東部マリウポリなどで実施される予定だった市民らを避難させる「人道回廊」についても実現には至っておらず、事態打開は見通せない状況が続いています。
(07日11:16)

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