「本試験を受けます」被災地の受験生 共通テスト会場へ、高校受験もどうなる?集団避難に悩む子供たち【Nスタ解説】|TBS NEWS DIG

「本試験を受けます」被災地の受験生 共通テスト会場へ、高校受験もどうなる?集団避難に悩む子供たち【Nスタ解説】|TBS NEWS DIG

「本試験を受けます」被災地の受験生 共通テスト会場へ、高校受験もどうなる?集団避難に悩む子供たち【Nスタ解説】|TBS NEWS DIG

あすからの大学入学共通テストを前に、被災地では勉強がしづらい環境の中、がんばり続ける生徒たちの姿があります。一方で輪島市では、中学生の集団避難がきょう締め切られるなど、難しい選択を迫られる家庭もあります。

■二次試験の準備のため、追試験を待たず本試験を受ける被災者も

加藤シルビアキャスター:
避難生活が続いていくなかで迫っているのが大学入学共通テストです。13日・14日が本試験となっています。

石川県では8つの会場で予定通り実施されるということですが、地震の特例措置として、石川県内の受験生全員および被災した受験生は、追試験を受験することが可能です。

追試験は27日・28日に実施されます。東京会場・京都会場に加え、金沢大学角間キャンパスでも受験することが可能になっています。追試験を受けたい方は、試験会場などに電話で連絡するようにしてください。罹災証明書などは不要だということです。

しかし珠洲市の飯田高校の受験生10人の方は、13日の本試験のために、金沢市に向けてバスで出発しました。飯田高校の3年生では、89人のうち42人が本試験を受験する予定だということです。

七尾市の避難所に避難をしていた、看護師を目指す中西姫生さんは「本試験を受けます」と話していました。その理由について伺いますと「学校に通えないので、二次試験の面接対策が1回も出来ていないから」ということです。

追試験を受けてしまうと、二次試験の準備期間が短くなってしまう。なので本試験を受けたいんだと話していました。

受験といいますと、大学受験だけではなく高校受験もあります。中学生の受験生もいるわけです。

孤立状態になっている輪島市の西保地区の避難所には、高校入試を控えた受験生1人が避難をしています。もちろん、避難をする際は時間がありません。教材などは持っていませんでした。

こちらの中学3年生の方は「これから高校とかどうなるんだろうとか…ちょっと不安です」というふうに話していました。父親の実家に帰省中に被災されて、帰宅などのめども、現在立っていない状況だということです。

■石川県知事は受験生の交通費・宿泊費のサポートを表明

加藤キャスター:
では気になる石川県内の県立高校の受験について、どういう日程になっているのかというと、全日制に関しては推薦入試が1月30日。一般入試は3月6日・7日に予定されています。

県の教育委員会の担当者は「受験日程に関しては、変更するかどうか含めて検討中。親御さんも心配していると思うので、なるべく早くお伝えしたい」と話していました。決まり次第、県のホームページなどで発表する予定だということです。

日比麻音子キャスター:
宋さんも、受験生のとき被災されたんですよね。

産婦人科医 宋美玄 医師:
そうなんです。私は阪神淡路大震災のときに、センター試験が終わって2日後にあの大震災が起こって、神戸の東灘区で被災しました。

そのあと、もうメンタルも落ち着かないまま大阪の親戚の家に疎開して、浪人中だったのでそこから予備校に通ったりしながら、なんとか二次試験で結果を出せました。

受験生の方々は本当にご不安な気持ちがあると思うんですけれども、そういう前例もあるので、今までの力を会場で出し切っていただけたらと思います。

日比キャスター:
エールを送り続けましょう。

井上貴博キャスター:
県としても交通費・宿泊費のサポートをすると県知事が新たに表明しています。頼ってみてください。

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