輪島市・門前町の現状は「一番欲しいものはトイレ」 焼け跡で行方不明者を捜索 地震から9日目【Nスタ】|TBS NEWS DIG

輪島市・門前町の現状は「一番欲しいものはトイレ」 焼け跡で行方不明者を捜索 地震から9日目【Nスタ】|TBS NEWS DIG

輪島市・門前町の現状は「一番欲しいものはトイレ」 焼け跡で行方不明者を捜索 地震から9日目【Nスタ】|TBS NEWS DIG

いまだ100人の安否不明者がいる石川県輪島市。中でも門前町は17人の安否が確認できていません。多くの建物が倒壊した商店街ですが、何人かの被災者は倒壊を免れた1軒の店に集まり、食事などをともにしているといいます。

■1週間ぶりの風呂 支援徐々に

電気は通っていますが、一番欲しいものはトイレだといいます。

地震発生から9日目。足りないものもありますが、様々な支援が届き始めているそうです。

実は、1月8日の夜から輪島市などの避難所に自衛隊が男湯と女湯のテントを設置。地震発生から1週間ぶりの風呂に、被災者はほっとした表情を浮かべていました。

「いやもう本当にですね、生きててよかったなと思いました」
「気持ちよかった。頭も洗ってすっきりして」
「ありがとう、気持ちよかった」

■17年前に被災した寺 再び被災で「もういいよ…」

門前町にある避難所にも物資が積まれていました。

門前町のランドマークである総持寺祖院では大きな2つの灯籠が倒れるなど、大きな被害が出ました。

こちらの寺は17年前にも地震で被災。復旧工事が2021年に終わり、開700年を迎えたばかりだった矢先に再びこの地震。16年かけて復興してきましたが…

「16年というのは違うね。私らももう、もういいよ。建て直せたって、もういいよ。(これから)16年かかっても元に戻したらもうこっちの寿命が尽きる」

■輪島市・朝市通りで大規模な捜索

1月1日の地震発生当日に大規模な火災が発生した輪島市河井町の朝市通り。消防によりますと、鎮火に至ったのは発生から5日も経った6日の午後5時10分ごろ。4万8000平方メートルほど焼け、これまでに約200棟が被害に遭ったということです。

そして9日午後1時ごろから朝市通りやその周辺での警察による大規模な捜索が行われています。

警察は午後1時ごろから約150人態勢で、焼け跡に取り残されている行方不明者の大規模捜索を行いました。

■輪島市門前町の漁港では海底が隆起 漁業に影響も

被害が甚大なのは、町だけではありません。

東京大学地震研究所が海岸の地形調査を行ったところ、こちらの鹿磯漁港で約3.9メートル隆起したと推定され、さらに砂浜が3.2メートルほど隆起するとともに、約250メートルにわたり海岸線が海側に移動していたことがわかりました。

本来、波消しブロックの前に海があるはずですが、上空から撮影した写真を見ると波打ち際が離れたところにあるのがわかります。地元漁業関係者によると、「門前町はスルメイカ漁が盛んだったが、これでは生活が成り立たない」と不安を抱えていました。

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