市川團十郎が「能登半島地震」「写真家・篠山紀信さん」への想いを明かす(2024年1月5日)

市川團十郎が「能登半島地震」「写真家・篠山紀信さん」への想いを明かす(2024年1月5日)

市川團十郎が「能登半島地震」「写真家・篠山紀信さん」への想いを明かす(2024年1月5日)

 市川團十郎・ぼたん・新之助親子が東京・新橋演舞場で初春歌舞伎公演「平家女護嶋―恩愛麻絲央源平―」(1月6~25日)の公開舞台稽古と囲み取材に出席。團十郎が1日に起きた能登半島地震、4日に死去した写真家の篠山紀信さん(83)への想いを明かした。

 本公演は、動乱の世で支え合いながら強く生きる家族の愛と絆の物語。團十郎は本公演での親子共演について、「この演目は、とても面白く、良く出来ていると思うんですけど、この子たちとやるのはこれで最後になっちゃうのかなと思います。」と想いを明かした。

 1日の能登半島地について、團十郎は「北陸は旅巡業でもいっぱいお邪魔してますし、お友達、知り合いもたくさんいます。また(石川県)小松は父12代目團十郎から大変ご縁も深いです。心からお見舞い申し上げるしかないですし、自分に何ができるかということを、自分自身も仲間と話してやれることを今、模索しております」とゆかりの地へ想いをよせた。

 4日に死去した写真家の篠山紀信さんについて「とても可愛がってもらって、本当に若い時から連れ回してくださって」と思い出を明かし、「カメラマンとはどういうものかというのを明快に持っていらっしゃって、それを人にはしゃべらず、そこで作っていく姿で学べというタイプだった。僕はカメラマンではないが、そういうのを歌舞伎の方で活かせるように。私の中で先生が生き続けられることを、私自身が戒めながら思い出しながら偲びながら…」と感謝を語った。
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