【南極観測隊】ついに昭和基地へ!南極に上陸 「しらせ」からヘリで到着(2022年12月22日)
日本を出発してから1カ月余り。テレビ朝日が同行取材を行っている南極観測船「しらせ」から第64次南極観測隊が22日午後、昭和基地にヘリコプターで降り立ちました。
日本から1万4000キロ離れた南極・昭和基地についに到着した観測隊。未知なる大陸・南極を目指し41日。氷に行く手を阻まれるなどこれまで厳しい航海が続いた観測船「しらせ」。日本を立ち25日目。南極へ向けた厳しい航海の幕が上がったのです。暴風圏へ突入した「しらせ」。激しい波に揺らされる隊員たち。
荒波を抜けると、さらなる試練となる氷の世界が待ち受けていました。次第に海面を氷が覆いはじめます。海面を漂う流氷。一夜明けると、船の外は一変。完全に氷に囲まれた世界に変わり驚く隊員たち。アザラシが「しらせ」を出迎えます。
しかし、南極まで残り100キロに迫るなか「しらせ」は乱氷帯に突入。流氷が風や潮の流れでぶつかり合い、乱雑に積み上がっている危険なエリア。氷を割りながら進む「しらせ」。船をいったん後退させ、勢いをつけて氷に体当たり。船首を氷に乗り上げさせ船の重みで氷を割っていく。これを何度も繰り返し、少しずつ進みます。およそ4日間、流氷との格闘の末、「しらせ」はついに乱氷帯を脱出。昭和基地まで残り45キロに迫りました。
ついに、「しらせ」は定着氷に到達。船首から水を吹き出し、氷を砕き突き進みます。定着氷とは流氷とは異なり海岸にくっついている氷。その氷の厚さは1メートルから5メートル。連続砕氷航行が可能な「しらせ」、厚さ1.5メートルの氷を時速5キロで突き進む能力が備わってます。
日本を立ちおよそ40日。「しらせ」は南極大陸の目前まで迫ります。長い航海の末、観測隊隊員たちはついに昭和基地に降り立ったのです。
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