市民避難の「人道回廊」 ウクライナ側“攻撃続くため避難を延期”
ウクライナへの侵攻を続けるロシアは、ウクライナ南東部で市民らの避難のための「人道回廊」を設置すると発表しましたが、ウクライナ側は、ロシア軍の攻撃が続いているため避難を延期したと明らかにしました。
「人道回廊」の設置については2回目の停戦交渉で両国が合意していて、ロシア国防省は、5日に南東部のマリウポリとボルノバハに「人道回廊」を設置すると発表し、周辺では市民が避難する間は停戦するとしました。しかし、その後、マリウポリ市はロシア側が合意に反して攻撃を続けているとし、住民の避難を延期したと明らかにしました。
ウクライナ ベレシチューク副首相
「ロシアは重火器でボルノバハへの攻撃を開始した」
また、ウクライナのベレシチューク副首相はボルノバハが砲撃され、マリウポリからの退避ルートでも戦闘があったと発表。「ロシア側に砲撃をやめるよう求めている」と述べました。
AP通信などによりますと、3回目の停戦交渉について、ウクライナ側の代表団のメンバーは7日行われると明らかにしました。どこで行われるかなどの詳細については分かっていません。
(06日06:37)
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